沖縄の保育・子育て問題―子どものいのちと発達を守るための取り組み

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  • サイズ B6判/ページ数 307p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750339832
  • NDC分類 369.42
  • Cコード C0036

目次

第1章 沖縄の保育・子育て問題
第2章 沖縄の認可外保育園(施設)の現状と課題
第3章 沖縄の学童保育の実態と課題
第4章 実践記録 沖縄の子育てと家族支援―ファミリーサポートセンターの現場から
第5章 基地を抱える自治体・地域の保育問題―米軍と地域をともにする中で子育てをするということ
第6章 沖縄の乳幼児における平和教育の模索
第7章 子どもの平和論―子どもとの対話をとおして
第8章 沖縄保育の歴史―沖縄における保育問題の形成過程
第9章 実践記録 タロウとの出会いから道がひろがった保育の世界
第10章 取材から見えてきた保育現場の課題
第11章 子ども・子育て支援新制度と沖縄保育の課題―保育と学童保育のいまとこれからを考える

著者等紹介

浅井春夫[アサイハルオ]
立教大学コミュニティ福祉学部福祉学科教授。1951年生まれ。専門分野は、児童福祉論、社会福祉政策論、セクソロジー。“人間と性”教育研究協議会代表幹事、全国保育団体連絡会副会長

吉葉研司[ヨシバケンジ]
琉球大学教育学部准教授。1966年生まれ。専門分野は保育学、乳幼児教育学。乳幼児期の子どもの権利にもとづく保育・幼児教育のあり方が研究のテーマ。沖縄子ども研究会副代表、NPO法人沖縄県学童・保育支援センター理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆう。

23
沖縄の保育問題と子育て問題について、丁寧に取り上げ、問題と課題を整理した本です。全国に比べて、占領と米軍基地化のなかでどのような困難が生じているのかを学ぶことができます。日本では都市部を中心に待機児童が多いですが、沖縄は歴史的条件が重なり待機児童がとても多いです。そして民間保育所や無認可保育所の割合が多いです。そうした中で公的責任を果たしていくためにはどうしればいいのか考えさせられました。また、子ども子育て新制度のなかで、沖縄の保育や学童保育が抱える課題についても学べました。良書です。2015/02/01

みほちん

1
沖縄の保育・子育て問題の総論本。これをまず読むことで、沖縄の子どもとその保護者を取り巻く現状と課題がわかります。国の制度設計・整備しかり、自分が住む自治体の取り組む姿勢もとても重要であること。そして「基地」の問題は切り離すことができない課題であること。家族や地域や社会の課題が子どもにストレートに突き詰められてしまうこと。を改めて学びました。2017/08/17

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