目次
レイシズムと外国人嫌悪
１ レイシズムとしてのネット右翼（特別企画 ネット右翼と反日暴動、その底流にあるもの；日本におけるヘイトスピーチ拡大の源流とコリアノフォビア；右派のイデオロギーにおけるネット右翼の位置づけ―道徳概念システム論による分析の試み；中国「方正日本人公墓」にみる対日意識の形成と表出；近代日本の人種差別と植民地政策；ナチスによるユダヤ人迫害から得られる教訓）
２ ヨーロッパにおけるイスラモフォビア（ドイツの排外主義―「右翼のノーマル化」のなかで；「人権の国」で許容されるレイシズムとは何か？―フランスにおける極右、反移民政策、イスラモフォビア；英国における人種主義とイスラモフォビア）
３ 日本人の排外意識と外国人管理の強化（在日ブラジル人の「社会問題」化と排外意識；日本型雇用と「職の競合」をめぐる排外感情―「外国人労働者に関する意識調査アンケート」を素材として；新たな在留管理制度に内在する構造的暴力―日本社会に蔓延する無自覚な外国人差別）
書評
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sibasiba
6
ネット右翼やヘイトスピーチから在特会の話など。在特会の構成員についての話は興味深いが、有田芳生が関係する一連の韓国批判デモ妨害カウンター活動については時期から仕方が無いがほとんど言及なし。EUでのイスラモフォビアについて纏まった論文は興味深く特に反レイシズム団体が「イスラムのスカーフが男女平等に反する」という回答しイスラムは民主主義の価値観と合致がしないため擁護できないというのは驚き。ユダヤ問題からイスラム問題へという流れは分かるがもう一つEUの歴史的問題ジプシーに言及なしが残念。2013/12/07
抹茶ケーキ
0
ネット右翼やヘイトスピーチ、在留管理制度、中国における反日世論、ドイツにおける反イスラーム論争、西欧のイスラムフォビアなどについての論集。結局どの国のどの問題においても自分たちと他者を分ける思考が問題になっているような感じがする。2019/07/26
