階層性からみた現代日本の児童養護問題

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  • サイズ A5判/ページ数 320p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750338538
  • NDC分類 369.4
  • Cコード C0036

内容説明

本書は養護問題の現代的特質を明らかにすること、階層的な視点から、養護問題の固有性と子育て世帯との共通性・連続性を一体的に捉え、その構造を明らかにすること、施設でくらす子ども、親、施設生活経験者、職員など、養護問題の多面的な実証分析により、その構造とそれに即した政策課題を明らかにすることの3点を課題としている。

目次

序章 研究の視点と方法
1章 児童養護問題とは何か
2章 児童養護問題の歴史的背景
3章 児童養護問題の階層性―児童養護施設6ヶ所の調査から
4章 児童養護施設でくらす子どもの健康問題―5施設の調査から
5章 児童養護施設における家族支援―11施設の聞き取り調査から
6章 母子生活支援施設からみた家族支援―10施設の聞き取り調査から
7章 児童養護施設生活経験者からみた制度・施設の課題―8名の聞き取り調査から
8章 児童養護施設職員の労働問題―5施設の調査から
9章 結論と課題

著者等紹介

堀場純矢[ホリバジュンヤ]
1975年愛知県生まれ。金沢大学大学院人間社会環境研究科博士後期課程修了博士(学術)、社会福祉士、全国児童養護問題研究会編集部長。児童養護施設児童指導員、東海女子短期大学専任講師、中京女子大学専任講師などを経て、2009年から日本福祉大学社会福祉学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆう。

19
この本は、日本の児童養護問題の背景には親の労働や生活問題があり、社会のしくみと関連付けて分析しなければ、その構造を明らかにすることはできないという問題意識から研究されたものです。そのため、階層性を重視して実証的分析がされています。先行研究からみると、三塚武男先生の理論の影響を強く受けているなと思いましたが、著者の修士課程時代の恩師が高木和美先生でもあることから納得はできました。生活問題を重視する視点はとても重要だと思いました。2015/02/12

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