目次
1 自然と環境
2 多様な人びと
3 生活と文化
4 都市の日常
5 歴史
6 政治経済と社会
7 ボツワナと日本
著者等紹介
池谷和信[イケヤカズノブ]
国立民族学博物館教授・総合研究大学院大学文化科学研究科教授。北海道大学助手などを経て現職。専攻:人類学、地理学、アフリカ研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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幸猪
18
【アフリカの特定の国についてのレポートを作成】アフリカは天然資源大国であるにもかかわらず、経済発展が遅れている国が多く存在する。ボツワナ共和国は、独立後にダイヤモンド鉱山の発見あったという幸運もあるが、伝統的政治制度コトラが機能していたこと、ダイヤモンド資源の利益を国民の初等教育・科学技術・医学へ投資したことなどが影響して、アフリカでは数少ない経済成長を成し遂げた国となった。2022/06/18
印度 洋一郎
6
アフリカ南部の内陸、国土の大半がカラハリ砂漠、しかし豊富なダイヤモンドの輸出による安定した経済と、独立以後(英植民地時代には第二次大戦に兵士として市民が動員された)紛争も政変も無い安定した政治によって、中進国というアフリカ諸国の中では異例の経済力を持つ国ボツワナについて、現地で様々な活動を行っている関係者が解説している。まずカラハリ「砂漠」とは呼ばれるが、実際には面積の大部分がサバンナや森である「砂地の平原」なので名称には一考の要アリ。そして、先住民のサン人(ブッシュマン)に関する記述が多い。2022/01/19
レフ
0
やる夫はアフリカで奇跡を起こすようですhttp://oyoguyaruo.blog72.fc2.com/blog-entry-5646.htmlを読んだので。2015/09/29
Maumim
0
サバンナに近いカラハリ砂漠。主要民族ツワナ人と狩猟民族のサン。水の代わりにスイカ。4人にひとりがHIV感染者またはエイズ患者。ダイヤモンド産出高は世界第一位で、その恩恵により初等教育や医療が無料。 読む前は首都の名前すら聞いたこともないなじみの薄い国だったのだが、出たばかりの新刊だったので、つい手にとってしまった。いつかこの地を踏むことがあるのか・・・ないような気がする。2012/07/28
こひた
0
スイカの発祥地〜。海へのアクセスがなくても、安定した社会は築けるのか。ミーアキャットに会いたくなった。凶暴らしいけど。2012/07/06