若者の希望と社会
若者と貧困―いま、ここからの希望を

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  • サイズ A5判/ページ数 274p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750330211
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C0336

目次

序章 「若者と貧困」を語ること
第1章 ライフストーリー―絶望と希望
第2章 加速する生活と生存の危機
第3章 若者の貧困と社会―場と議論の交差する地点
第4章 世代論を編み直すために―社会・承認・自由
終章 いま、ここからの希望を―参加とつながりが人生と社会を変える

著者等紹介

湯浅誠[ユアサマコト]
1969年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。NPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局長、反貧困ネットワーク事務局長。1990年代より野宿者(ホームレス)支援に携わる。数年前から「ネットカフェ難民」問題を指摘し火付け役となるほか、貧困者を食い物にする「貧困ビジネス」を告発するなど、現代日本の貧困問題を現場から訴え続ける。2008~09年年末年始の「年越し派遣村」では村長を務める

冨樫匡孝[トガシマサタカ]
1978年生まれ。NPO法人自立生活サポートセンター・もやいスタッフ。2006年に自身がホームレス状態を経験し、“もやい”へ相談。その後生活を立て直し、スタッフとして活動を始める。現在は生活保護の申請同行や、電話相談、その後のアフターフォローなどを担う。また、もやい事務所こもれび荘にて、若者当事者のための居場所「Drop inこもれび」を主宰するなど、自身の経験を元に活動に携わる

上間陽子[ウエマヨウコ]
1972年生まれ、沖縄県出身。琉球大学教育学部准教授。学校における人間関係の分析や、生徒文化の分析をエスノグラフィーや統計調査の手法を用いて行っていたが、最近の関心は教育実践・学び論

仁平典宏[ニヘイノリヒロ]
1975年生まれ。法政大学社会学部専任講師。社会保障抑制・削減という文脈における参加型市民社会の両義性、及び野宿問題について、社会学の諸手法を使いつつ研究を行ってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Akihiro Nishio

19
先日の講演会演者の本を読んで復習。困難を抱える若者当事者のライフヒストリー、様々な貧困の現場からの報告、若者論へと続く。若者論では、団塊世代と若者の世代間闘争にしてはならないと説く。個人的には、論壇世界で一言申し上げたいという語りが好きではなく、後半読むのに苦労した。自分の好みはもっとルポ的なものだなぁ。2018/05/15

とよぽん

2
何とすさまじい現実。人間の尊厳など、かけらもない。こんなことがあってよいのか!?労働者を使い捨てている企業の経営者は、一体どんな理念で経営をしているのか。若者が、明日に希望をもてる社会をつくらなければ・・・一刻も早く。2015/05/06

ちむ

0
「雇い止め」という言葉を知らなかった私。それぞれの人たちの「場合」の一つ一つが身につまされる思い。今年の高校卒業予定者で就職を希望する人の半数以上が就職先が決まらぬまま卒業するらしい、、2010/02/12

mazu

0
赤木論文が強烈だったので、ずっと追っかけてたけど、そろそろ飽きてきた。2009/10/20

hr

0
図書館本。上間陽子の文だけをまず読了。2021/01/30

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