内容説明
仕事・生活・政治の現場から格差に取り組む実践本。
目次
1 社会から格差をなくすために(格差は隅々にまで広がっている;格差はなぜ生じたのか;格差を是正するために;わたしが提案する解決策)
2 チャレンジすらできない労働構造―非正規雇用の現実(「やりがい」という名の過剰労働;変わらない「フルタイムのパート」という矛盾;「社員その二」と呼ばれて;仕事の現場で、「できること」の積み上げを;どこの家にも非正規労働者がいる;労使関係をごまかす偽装請負;生活する権利を踏みにじる非正規労働;「もの言わぬ人」を強いる仕組みをどうするか;自分を大切に生きるための知識を伝えたい)
3 仕事への誇りも安全も奪う規制緩和―タクシードライバーの現実(始まりは規制緩和;過剰労働を生む基盤がつくられている;仕事への誇りも安全も奪う規制緩和;格差社会の構造が隅々にまで広がっている)
著者等紹介
福島みずほ[フクシマミズホ]
1955年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。社会民主党党首、参議院議員、弁護士、学習院女子大学客員教授。弁護士として、ドメスティック・バイオレンス、選択的夫婦別姓制度や婚外子差別、外国人差別、セクシュアル・ハラスメントなどの問題に取り組む。また、ドメスティック・バイオレンス防止法・改正法と児童虐待防止法の制定、女性の人権問題、有事立法反対と平和問題、盗聴法防止、外国人の人権擁護など、国会内外で幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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