内容説明
自然誌というフィールドワークに基づく新たな人類学の理論・方法論を試み、ロシア・カムチャツカ半島のトナカイ遊牧民コリヤークの人々がその生態と世界観を結びつける儀礼を通して、自然と宇宙における生と死の永遠の循環の中で生きていることを明らかにする。
目次
第1章 ロシアの現実
第2章 コリヤークの現実
第3章 トナカイの供犠
第4章 コリヤークの1年
第5章 精神世界への入口
第6章 変化する生活
第7章 コリヤークの社会と結婚
第8章 コリヤークの死の儀礼
第9章 本当の火
第10章 日々の生活
第11章 コリヤークの未来
著者等紹介
煎本孝[イリモトタカシ]
1947年生まれ。東京大学大学院理学系研究科修了。Ph.D.(哲学博士)。カナダ、サイモン・フレーザー大学大学院で人類学、社会学を修める。国立民族学博物館を経て、北海道大学大学院文学研究科教授。専攻、文化人類学・生態人類学・自然誌(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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