出版社内容情報
交通事故をはるかに凌ぐ医療事故死。医の安全と信頼をめざす現場従事者の取組みと、医療機関による情報開示のシステムづくり、苦情申立等裁判外手続による医療紛争解決の事例をレポートし、さらにカルテ開示が法的義務となった現在の状況に即した課題を追究。
内容説明
本書で取り上げる心理社会的視点とは、きわめて多様な背景を持つアメリカ人の自殺行動を引き起こす、精神、社会、文化的な要因がどのように複雑に関連しているかを理解しようとするものである。
目次
心理社会的視点(心理社会的視点)
若者と高齢者(若者の自殺;高齢者の自殺)
心理社会的要因(自殺と暴力;自殺と同性愛 ほか)
臨床的考察(方法と動機;心理療法と自殺)
自殺と社会政策(自殺予防;強制入院 ほか)
著者等紹介
ヘンディン,ハーバート[ヘンディン,ハーバート][Hendin,Herbert]
現職:ニューヨーク医科大学精神科教授、国際自殺予防財団理事長およびメディカル・ディレクター。その研究は、自殺、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、薬物乱用、自殺幇助と安楽死などに関する精神医学的問題を臨床的・心理社会的側面からとらえることに焦点を当ててきた。受賞歴:自殺についての知見を増すうえで素晴らしい貢献があったとしてアメリカ自殺予防学会よりルイ・ダブリン賞、スカンジナビア諸国における自殺の研究に対してアメリカ・スカンジナビア協会から表彰、アメリカとオランダにおける自殺幇助と安楽死に関する研究に対してロックフェラー・センターより表彰された。世界保健機関は自殺予防に関するアドバイザーとして2名のアメリカ人を選んだが、そのうちのひとりである
高橋祥友[タカハシヨシトモ]
1979年、金沢大学医学部卒業。2002年より防衛医科大学校・防衛医学研究センター教授。医学博士、精神科医。専門領域:メンタルヘルス、自殺予防、比較精神医学、生命倫理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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