戦争と憲法危機の時代に政治をあきらめない―話せば元気がわいてくる福島みずほ対談集

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戦争と憲法危機の時代に政治をあきらめない―話せば元気がわいてくる福島みずほ対談集

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  • サイズ A5判/ページ数 345p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750321950
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C0036

出版社内容情報

社民党党首で弁護士の福島みずほと個性派25人が、平和を守り社会をよくするために繰り広げる楽しい対談集。『福島瑞穂の新世紀対談』『福島瑞穂のいま会いたい いま話をしたい』の続編。


まえがき
第1章 九条を手に戦争の時代に立ち向かおう
 対談1 (立松 和平) 戦争は人が死ぬこと。九条は絶対に変えてはいけない。
 対談2 (斎藤 貴男) 他人の命をコマにして利権を漁る政治こそ問題。
 対談3 (魚住  昭) 戦争の心配をせずに過ごせたのは憲法のおかげ。
 対談4 (鎌田  慧) 命を大事にする運動は多様な要求を吸収できる。
 対談5 (高橋 哲哉) この国の〈地金〉こそ変えるべきもの。
 対談6 (小森 陽一) 世界政治の中で抑止力を発揮しよう。
 対談7 (なだいなだ) 平和憲法を世界に広めよう。
第2章 人権の文化でナショナリズムを超えよう
 対談8 (山田 昌弘) ローリスクの選択肢を増やそう。
 対談9 (香山 リカ) ナショナリズムのあり方は「時代の病理」を写し出す。
 対談10 (松本 侑子) 平和と平等という民主主義の理念は普遍的。
 対談11 (大沢 真理) 「男性稼ぎ主型」からの脱却を。
 対談12 (鴨  桃代) 今の情勢の中で求められている課題を鮮明に。
 対談13 (中野 麻美) 労働は生活の基盤。企業は人権を保障するべき。
第3章 二大政党制の枠br>あとがき

まえがき
 『月刊社会民主』で、月に一回、対談をしてきました。
 じっくり様々な人と話ができるので、私にとっては、とっても楽しい機会であり、時間です。
 それぞれ第一線で仕事をし、この社会の中で、一人ひとりがかかえる、社会の問題、政治の問題を考え、取り組み、全力で(?)格闘しながら、「自分の言葉」を持ち、生きとし生けるものすべてに温かい視点を持っている、そんな人たちとの会話は、ユニークで、励まされたり、ホッとしたり、「なるほど」と思ったりします。
 例えば、立松和平さんは、山に登ったり、パリ=ダカールに行ったり、恋愛小説を書いたり、「道元」について書いたり、山に木を植えたり、いろいろな活動をしています。世界中、日本中を旅しながら、どこかゆったりしています。
 魚住昭さんが、野中広務さんを取り上げた本を読みました。対談をして、魚住さんが新聞社を辞めて、無収入になって、牛乳配達を夫婦でしている「おじさん」「おばさん」を朝早く見て、いろいろ生活について思いをはせるという部分などは、共感しました。一人の人間としての政治家を単純に切ってしまうのではなく、「生きている人間」として全部ひっくるめて見ていきたいといなっているからだと思います。
 それぞれの「論客」が、その人の言葉で時代や社会や政治をきちんと語りながら、その人の多様な生き方、丸ごとの人柄なども出てきていると思います。
 また、「パラサイトシングル」という言葉をつくり、『希望格差社会』という本を書いた山田昌弘さんとの対談も楽しいものでした。今の社会の大きな問題である「格差拡大」が、「希望」についてまで格差の拡大を生んでいるというのは、その通りです。山田さんは、図式に当てはめるのではなく、「事実」からスタートするので(学者ですから当然のことかも知れませんが)、事実のおもしろさ、意外さなどに、重みをとっても感じます。「希望格差社会」をどう変えていくかは、政治の世界にいる私の課題です。
 小森陽一さんは国文学者なので、話をしていると素晴らしい日本の小説を味わって読みたくなってしまいました。料理の本を読んでいると、生つばが出て、つくりたくなったり、食べたくなったりするように。憲法九条を生かす運動と国文学とがどう結びつくかよく分からなかったけれど、対談をして、少しは分かったような気がします。『靖国問題』の本を書いた哲学者の高橋哲哉さんは、まっとうに戦後の日本問もらいました。紅龍さん、小室等さんとは、音楽の話、平和の話を、興味深くうかがいました。
 シキタ純さんには、BeGood CafeなどのNGOの活動を通じて、「気持ちよく生きていきたいね」と話がはずみました。
 日本国際ボランティアセンターの清水俊弘さんには世界の各地での活動を、船瀬俊介さんには環境問題について、存分に語ってもらいました。
 二五人のステキな人たちとの対談で浮かび上がってきたのは、「戦争と憲法危機の時代に政治をあきらめない」ということでしたので、これをタイトルとしました。戦争や憲法の危機の時代に、自分に何ができるかということを、それぞれの人が語ってくれました。
 読者のみなさんも「話せば元気がわいてくる」となるといいな、と心から思います。

目次

第1章 九条を手に戦争の時代に立ち向かおう(立松和平―戦争は人が死ぬこと。九条は絶対に変えてはいけない。;斎藤貴男―他人の命をコマにして利権を漁る政治こそ問題。 ほか)
第2章 人権の文化でナショナリズムを超えよう(山田昌弘―ローリスクの選択肢を増やそう。;香山リカ―ナショナリズムのあり方は「時代の病理」を写し出す。 ほか)
第3章 二大政党制の枠を超える政策を目指して(山口二郎―人間として戦争に反対するのは当たり前。;篠原一―保守二大政党しか選択肢がない不幸から脱却しよう。 ほか)
第4章 生活の中から政治を変えよう(小倉利丸―軍隊を必要としない政治こそ必要。;組坂繁之―戦争になれば人権はなくなる。 ほか)

著者等紹介

福島みずほ[フクシマミズホ]
1955年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。社会民主党党首、参議院議員、弁護士、学習院女子大学客員教授。弁護士として、ドメスティック・バイオレンス、選択的夫婦別姓制度や婚外子差別、外国人差別、セクシュアル・ハラスメントなどの問題に取り組む。また、ドメスティック・バイオレンス防止法・改正法と児童虐待防止法の制定、女性の人権問題、有事立法反対と平和問題、盗聴法廃止、外国人の人権擁護など、国会内外で幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。