東南アジア

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  • サイズ A5判/ページ数 336p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750320823
  • NDC分類 316.8
  • Cコード C0339

出版社内容情報

東南アジアの周縁化されてきた人びとが属する国家の民族政策、歴史、社会、宗教、文化に言及し、市場経済や観光化など今日経験している現実の一部をグローバリゼーションの位相において捉える。各執筆者がそれぞれの先住民族と関わり合った結果の産物である。

序文 先住少数民族について
第1部 東南アジア大陸部
 解説
 〈ビルマ(ミャンマー)・タイ〉
 1カレン◇タイとビルマのカレン(速水洋子)
 〈ミャンマー・中国〉
 2ジンポー◇ミャンマー・中国国境をまたいで生きる人びと(兼重 努)
 〈タイ〉
 3リス◇「古き良き時代」の再定義(綾部真雄)
 4ユーミエン(ヤオ)◇山中を移動し焼畑を行ってきた道教徒(吉野 晃)
 5モン◇国民国家と「民族」の現在(谷口裕久)
 〈ベトナム〉
 6黒タイ◇黒タイの拡散とその現在(樫永真佐夫)
 7ラグライ◇社会主義のもとでの先住民(合田 濤)
 8チャム◇「亡国の民」の現在(吉本康子)
 〈ラオス〉
 9カム◇森の生活―ラオスの先住民(スックサワン・シーマナ著/吉田香世子編訳)
第2部 東南アジア島嶼部
 解説
 〈フィリピン〉
 10ボントック◇多重化する先住民(合田 濤)
 11ピナトゥボ・アエタ◇一九九一年大噴火によるアエタの苦難と覚醒(清水 展)
 12マノボ◇北東ミンダナオにおけるマノボ族(レスリー・エスパーニャ・バウソン著/貝沼恵美訳)
 〈インドネシア〉
 13カジャン◇

刊行にあたって
 一九九一年のソ連邦の崩壊により、米ソの冷戦構造は終焉を迎え、折から目覚しい発展を遂げてきたIT(情報技術)の時代が、政治的平和とともに華やかに幕開けしたかにみえた。
 しかし他方で、地球の自然、人間の環境は恐るべき勢いで荒廃してきている。空気や水の汚染、地球温暖化による氷河・氷山の溶解と海面水位の上昇、森林の破壊による砂漠化の広がり、エネルギー資源の枯渇、人口の増大と食糧不足、そして貴重な動植物の種の絶滅、狂牛病の発生、HIVやSARSのような新型ウイルスの出現も、人類による自然の秩序破壊と無関係ではないと思われる。
 こうした人類文化の変化・発展と地球環境の荒廃の中で、そのマイナス面のしわ寄せを最も苛酷に蒙っているのが一般的に当該国民国家の中で少数民族と呼ばれている人びと、なかでも先住少数民族と呼ばれる多くの孤立的集団であろう。
 先住少数民族が他の少数民族ともっとも異なっている点は、彼らが自らの自由な意思や合意の確認がないままに当該国家に組み込まれた人びとだということである。したがって、先住少数民族の場合、「民族自決権」が留保されていると考えることができる。先住少数民族に民族自決

目次

第1部 東南アジア大陸部(ビルマ(ミャンマー)・タイ
ミャンマー・中国
タイ
ベトナム
ラオス)
第2部 東南アジア島嶼部(フィリピン;インドネシア;マレーシア)

著者等紹介

綾部恒雄[アヤベツネオ]
国連ユネスコ企画専門員、九州大学、筑波大学、京都文教大学教授(副学長)。この間スタンフォード大学、ペンシルベニア大学、マサチューセッツ大学、マッギル大学などの客員教授などを歴任。現在城西国際大学人文学部客員教授。筑波大学名誉教授。文学博士

林行夫[ハヤシユキオ]
京都大学東南アジア研究所教授。国立民族学博物館研究部助手、京都大学東南アジア研究センター助教授を経て現職。学術博士。専攻、文化人類学、東南アジア民族誌学。1981年よりタイ、1989年からラオスにおけるラオ人社会と村落宗教の調査に従事し、その後カンボジア、西南中国を含めた東南アジア大陸部の上座仏教文化圏における宗教と社会、民族間関係に関する比較研究を行う

合田涛[ゴウダトウ]
神戸大学国際文化学部教授。東京都立大学人文学部助手、神戸大学教養部教授を経て現職。この間、国立フィリピン博物館名誉研究員、ホーチミン市ベトナム国家人文社会科学大学客員教授。専攻、社会人類学。フィリピンおよびベトナムにおいてマレー系民族の各村落、都市に移住した山地民のコミュニティにおいて社会人類学的調査を行う。文学博士
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