障害のある人わたしが語る
脳性マヒ、ただいま一人暮らし30年―女性障害者の生きる闘い

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750320397
  • NDC分類 916
  • Cコード C0336

出版社内容情報

元朝日新聞記者・本多勝一氏の妹、節子さんの自伝。脳性マヒによる障害のある節子さんは68歳になったいまも、長野県飯田市の自宅で一人で暮らす。差別や偏見との闘い、施設での窮屈な暮らし、結婚・離婚などさまざまな体験がつづられた力強さあふれる作品。

はじめに
第一章 妹の死と、戦争と
私と晃子/ユキちゃのこと/七久保の祖母/そのころの私の家の生活/戦争末期/兄の入院
第二章 障害のある子もない子も一緒に遊んだ
小学校へ二年遅れで入学/戦争が終わった/運動会、そして三学期/二年生のころ、友だちとの遊び/三年生になって/飯田市の大火と殺人事件/私が障害を意識するまで/店の手伝いもする/初めて遠出をしたとき/近所の友だちのことなど
第三章 自立をめざして施設へ
絶望しつつも自立したいと思った/兄の就職と結婚/「青い芝の会」に入会する/職業訓練所に入る/身障者福祉センターでの自由のない生活/父母の死
第四章 私の人生は私が決める
結婚と離婚/カナダへの旅/「長野県青い芝の会」をつくる/さまざまな出会い/生まれて初めての入院で思ったこと/新しい家で自分らしく/介護保険は福祉の後退? 
おわりに
妹について(本多勝一)

目次

第1章 妹の死と、戦争と(私と晃子;ユキちゃのこと ほか)
第2章 障害のある子もない子も一緒に遊んだ(小学校へ二年遅れで入学;戦争が終わった ほか)
第3章 自立をめざして施設へ(絶望しつつも自立したいと思った;兄の就職と結婚 ほか)
第4章 私の人生は私が決める(結婚と離婚;カナダへの旅 ほか)

著者等紹介

本多節子[ホンダセツコ]
1936年長野県下伊那郡大島村(現・松川町)で生まれる。脳性マヒによる身体障害があり、2年遅れで小学校へ入学。卒業後は実家が営む雑貨店の手伝いなどをしていたが、1人で生きていくための準備として、東京・小平の職業訓練所に1年入社したのち、長野県の身体障害者センターへ。だが、施設での生活に耐えきれず1年で退所。1970年結婚。73年離婚。73年より、実家での一人暮らしを始める。1975年には長野県に住む脳性マヒ者とともに「長野県青い芝の会」を発足させる。現在も、松川町で多くの人に支えられながら、一人暮らしを続けている。兄はジャーナリストの本多勝一氏
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mita

0
参考になった2015/06/18

fut573

0
脳性麻痺についてしらべるために読んだ本。伝記的。戦後の生活史としての価値が高い気がする。2009/04/21

GRONG

0
障がい者から見た戦後日本の状況がわかり、差別や平等の概念についてあらためて考えさせられる。著者は両親の死により、ある意味の自由を得たのだと思った。『学問のすすめ』にある自由と独立について説明を思い出した。 また、障害者施設内での差別やいじめについても知ることができてよかった。2021/12/04

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