視覚障害者と差別語

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750317441
  • NDC分類 369.27
  • Cコード C0036

出版社内容情報

日本語における女性差別の調査研究を続けてきた著者が、視覚障害者に対する差別語について視覚障害者から回収したアンケートをもとに検証。「目の見える人に対して何を望むか」の質問に対して書かれた膨大な量の回答から当事者の切実な声が伝わってくる。

はじめに
質問票

第1部 アンケート調査の結果
 1 回答者の属性
 2 調査の内容と趣旨
 3 調査の集計結果と考察

第2部 視覚障害者は訴える
 1 理解してほしい
 2 自然に接してほしい
 3 ことばに関するもの
 4 声をかけてください、でも……
 5 安全な道路を歩きたい
 6 その他の要望

第3部 調査から思うこと
 1 不快なことば・躊躇することばは避ける―高橋実さんに聞く―
 2 当事者として差別語・差別の意識について思う 後藤桃子
 3 差別用語に関する雑感―遠藤さんとのお話し合いの中で― 橋本宗明

あとがき
索引

目次

第1部 アンケート調査の結果(回答者の属性;調査の内容と趣旨;調査の集計結果と考察)
第2部 視覚障害者は訴える(理解してほしい;自然に接してほしい;ことばに関するもの ほか)
第3部 調査から思うこと(不快なことば・躊躇することばは避ける―高橋実さんに聞く;当事者として差別語・差別の意識について思う;差別用語に関する雑感―遠藤さんとのお話し合いの中で)

著者等紹介

遠藤織枝[エンドウオリエ]
文教大学文学部教授。1938年生まれ。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。日本語教育・社会言語学専攻。日本語教育に携わる中で気づいた、日本語の女性差別について研究を進めてきている。最近は、中国湖南省の一部に伝わってきて今や消滅寸前の女文字の記録を残したい、女性の文化創造力の原動力を知りたいとの興味から毎年現地調査を行っている
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