出版社内容情報
中国・ジンバブエ・米国など、先進国から発展途上国まで、世界の国と地域にみる障害・教育双方から人権概念の適用の実態を報告する。社会・文化のなかに人権概念はどのように根付こうとしているのか。障害に対してどのような教育対応の違いがみられるのか。
序 文 マイク・オリバー
序 章 レン・バートン,フェリシティ・アームストロング
第1章 ジンバブエにおいて社会正義を求める障害のある人々
[ロバート・キメッツァ,スーザン・ピータース]
第2章 トリニダード・トバゴにおける人権とインクルーシヴ教育のための闘い
[アン・シェロル・ナムソー,デリック・アームストロング]
第3章 特別教育は、障害のある子どもたちの未来を照らすヘッドライトとなり得るか
(香港における障害と教育)[ジョン・ルイス]
第4章 中国における人権とインクルーシヴ教育
(西欧からの視点)[パトリシア・ポッツ]
第5章 パキスタン及びバングラディシュの教育における権利と障害
(根源、理論そして現実)[M・マイルズ,ファーハド・ホセイン]
第6章 カナダにおけるインクルーシヴ教育
(平等というパズルの中の一ピース)[マルシア・リュウ]
第7章 障害、人権と教育
(アメリカ合衆国)[アラン・ガートナー,ドロシィ・ケルツナー・リプスキー]
第8章 オーストラリアの特別教育と人権
(我々はどのように障害者き
内容説明
本書は障害についての我々の理解を深め、障害問題に対するグローバル・アプローチを発展させるものになっている。本書は人権概念に焦点をあて、障害と教育の問題の双方に人権概念を適用しようとするものである。
目次
ジンバブエにおいて社会主義を求める障害のある人々
トリニダード・トバゴにおける人権とインクルーシヴ教育のための闘い
特別教育は、障害のある子どもたちの未来を照らすヘッドライトとなり得るか―香港における障害と教育
中国における人権とインクルーシヴ教育―西欧からの視点
パキスタン及びバングラディシュの教育における権利と障害―根源、理論そして現実
カナダにおけるインクルーシヴ教育―平等というパズルの中の一ピース
障害、人権と教育―アメリカ合衆国
オーストラリアの特別教育と人権―我々はどのように障害者について理解するのか?それは教育者にとって、何を意味するのか?
フランスにおける教育機会と平等についての多義的見解
経験に近い視点から見た障害のある人たちの権利(スウェーデン)〔ほか〕
著者等紹介
バートン,レン[バートン,レン][Barton,Len]
英国シェフィールド大学教育学部インクルーシヴ教育研究センター長。国際誌『障害と社会Disability and Society』の創設者であり編集長でもある
アームストロング,フェリシティ[アームストロング,フェリシティ][Armstrong,Felicity]
英国のシェフィールド大学教育学部講師で、インクルーシヴ教育研究センター員
嶺井正也[ミネイマサヤ]
1947年鹿児島県鹿屋市生まれ。東京教育大学大学院教育学研究科出身で、山梨県立女子短期大学幼児教育科を経て、現在、専修大学経営学部教授(教職課程担当)。専門は教育政策論、教育行政学、インクルーシヴ教育論、イタリア教育制度論など。「障害児を普通学校へ・全国連絡会」世話人、国民教育文化総合研究所代表、日本教育政策学会会長などの活動も行っている
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