忘れさられた西光万吉―現代の部落「問題」再考

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  • サイズ B6判/ページ数 171p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750315997
  • NDC分類 361.86
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「水平社宣言」を書いたといわれる西光万吉が、なぜ戦後は部落解放運動に関わらなかったのか、という疑問から出発した著者が、彼に「転向」はあったのか、「天皇崇拝者」だったのかなどについても触れつつ、西光の真の人物像とその魅力を探る。

はじめに

第1部 忘れさられた西光万吉
 1 部落問題の〈不幸〉
 2 〈西光万吉〉ヘの無関心
 3 西光起草「水平社宣言」の内容と評価
 4 「高次的タカマノハラ論」への転換
 5 西光の転向前後をどのように統一的に把握するか
 6 西光批判の困難性
 7 〈難問〉としての「部落と天皇制」論
 8 「水平社宣言」を読む
 9 水平社宣言にない「穢多民族」
10 西光の思想のもう一つの断面

第2部 〈戯曲〉異説「水平社宣言」伝
 演出担当者および観客のための補注

あとがき

目次

第1部 忘れさられた西光万吉(部落問題の“不幸”;“西光万吉”への無関心;西光起草「水平社宣言」の内容と評価;「高次的タカマノハラ論」への転換;西光の転向前後をどのように統一的に把握するか ほか)
第2部 戯曲・異説「水平社宣言」伝

著者等紹介

吉田智弥[ヨシダトモヤ]
1941年、大阪に生まれる。中学卒業後、証券会社、学習塾、ミシン販売、コピーライター、労働組合書記などを経て、1984~2000年まで奈良県地方自治研究センターに勤める。現在、奈良県立大学、花園大学などで非常勤講師(人権論・社会教育科目などを担当)
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