出版社内容情報
優れた美術品のコレクターとして知られ、光州ビエンナーレを支える在日韓国人実業家が折りに触れ、韓国と日本、二つの祖国への思いを書き記したエッセイ集。日々を生きる祈りにも似た著者の姿勢が二つの祖国の歴史・文化を架け橋する。
はじめに
1 父祖の地 光州
1 光州市立美術館――旅の果てに
2 光州ビエンナーレ――境界を越えて
3 小鹿島に残るもの
4 時の蘇生「柿の木」プロジェクト
2 私の清里
1 私と清里、そして浅川兄弟
2 戯曲「浅川巧の生涯」のこと
3 以心伝心
3 結ぶ縁
1 田沢湖の姫観音像――もう一つの慰霊碑
2 朝鮮人無縁仏の霊に捧げる
3 コッパラム(花を呼ぶ風)
4 アカシアの街 小坂であったこと
5 高麗王と眠る
6 わらび座と私
4 追憶
1 祈りと求道――全和凰(一九〇九―一九九六)
2 一筋の光を残して――文承根(一九四七―一九八二)
3 湖の畔から――郭仁植(一九一九―一九八八)
4 願望・告発・安らぎ――宋英玉(一九一七―一九九九)
5 盲目の群れ――中川伊作(一八九九―二〇〇〇)
目次
1 父祖の地光州(光州市立美術館―旅の果てに;光州ビエンナーレ―境界を越えて ほか)
2 私の清里(私と清里、そして浅川兄弟;戯曲「浅川巧の生涯」のこと ほか)
3 結ぶ縁(田沢湖の姫観音像―もう一つの慰霊碑;朝鮮人無縁仏の霊に捧げる ほか)
4 追憶(祈りと求道―全和凰(一九〇九‐一九九六)
一筋の光を残して―文承根(一九四七‐一九八二) ほか)
著者等紹介
河正雄[ハジョンウン]
1939年11月3日東大阪市生まれ。後、秋田県田沢湖町生保内に移る。秋田県立秋田工業高等学校機械科卒業。株式会社かわもと代表取締役、アイシン産業株式会社取締役顧問。光州市立美術館名誉館長、在日韓国人文化芸術協会第三代会長、韓国民団21世紀委員会委員、ソウル特別市および光州広域市名誉市民など
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