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渤海使の研究―日本海を渡った使節たちの軌跡

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  • サイズ A5判/ページ数 1072/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750315072
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0021

出版社内容情報

7世紀末から10世紀初めまで中国東北部を中心に栄えた渤海国。これまで断片的にしか紹介されることのなかった渤海と日本の交流史を,日本史の立場から総合的また科学的に考察する。

序 章 渤海国と渤海使:第三の海上の道
第一章 渤海国と渤海史:渤海国とは―その歴史と概観
第二章 古代日本の海上交通路:研究の目標と方法論
第三章 渤海使の軌跡:渤海国・日本国国交略史
    第一回~三十四回渤海使記録,第1次~15次送渤海使記録及び補説ほか
第四章 海事史的に見た日渤間の交流史
第五章 渤海使が来日した目的:経済使節・文化使節としての渤海使の記録
第六章 日唐間のバイパスルートとしての渤海路
終 章 渤海使が日本に与えた影響とその歴史的意義:渤海国と渤海使の再認識

内容説明

本書は、渤海国から三十四回も派遣されてきた「渤海使」そのものの記録と、それを受け入れた日本の朝野の対応、また消極的ではあるにしても、日本から渤海国へ一五回もの使節が派遣されていること、そして、そのような交流の実績と、それが日本に与えた影響を、研究したものであって、その主題は「渤海使」であり、その視点は常に日本においている。すなわち日本史の立場から見たアジアの一隅の国との交流史の研究である。

目次

序章 渤海国と渤海使―第三の海上の道
第1章 渤海国と渤海史―渤海国とは その歴史と概観
第2章 古代日本の海上交通路―研究の目標と方法論
第3章 渤海使の軌跡―渤海国・日本国国交略史
第4章 海事史的に見た日渤間の交流史
第5章 渤海使が来日した目的―経済使節・文化使節としての渤海使の記録
第6章 日唐間のバイパスルートとしての渤海路
終章 渤海使が日本に与えた影響とその歴史的意義―渤海国と渤海使の再認識

著者等紹介

上田雄[ウエダタケシ]
1931年神戸市に生まれる。神戸大学文学部日本史学科にて古代史(奈良時代)を専攻、法政大学文学部地理学科(通教課程)にて歴史気候学を専攻。芦屋市立山手中学校・西宮市立西宮東高等学校・兵庫県立芦屋高等学校・兵庫県立尼崎稲園高等学校・社会科教諭。1991~1999年阪急電鉄の阪急学園池田文庫学芸員1998年より、石川県富来町渤海国交流研究センター委員・首席研究員。日本海事史学会理事、日本暦学会・暦の会会員
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