叢書 現代の経済・社会とジェンダー〈第5巻〉経済のグローバリゼーションとジェンダー

叢書 現代の経済・社会とジェンダー〈第5巻〉経済のグローバリゼーションとジェンダー

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  • サイズ A5判/ページ数 288p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750314723
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0336

出版社内容情報

近代の境界を問い直すという点で,共通した課題を負うグローバリゼーション研究とジェンダー研究の接点を,グローバル資本の世界的分業編成の中に女性を位置づけ,新たな性差別イデオロギーの構造を明らかにする。

総 論
 第1章 経済のグローバリゼーションとジェンダー[伊豫谷登士翁]
第1部 経済のグローバリゼーションとジェンダー
 第2章 「経済のグローバル化」における労働力の女性化と福祉国家の「危機」[久場嬉子]
 第3章 「再生産労働」の越境化をめぐって[梅澤直樹]
 第4章 労働力再生産過程の商品化と資本蓄積過程のグローバル化/サービス化[松川誠一]
第2部 女性労働の世界的階層
 第5章 女性労働力の再編と経済のグローバリゼーション[嶋田ミカ]
 第6章 「移住労働者の女性化」のもう一つの現実[小ヶ谷千穂]
第3部 性分業の政治/文化装置
 第7章 グローバリゼーションと非連続[足立眞理子]
 第8章 「第三世界」女性表象をめぐる一考察[堀田碧]
 第9章 グローバル経済のフェミニスト分析にむけて[サスキア・サッセン]

内容説明

本書は、グローバリゼーション研究とジェンダー研究との接点にある問題領域を明らかにするものである。

目次

経済のグローバリゼーションとジェンダー
第1部 経済のグローバリゼーションとジェンダー―福祉国家型国民経済の解体と女性(「経済のグローバル化」における労働力の女性化と福祉国家の「危機」;「再生産労働力」の越境化をめぐって;労働力再生産過程の商品化と資本蓄積過程のグローバル化/サービス化)
第2部 女性労働の世界的階層―移民の女性化とグローバリゼーション(女性労働力の再編と経済のグローバリゼーション―インドネシアの事例から;「移民労働者の女性化」のもう一つの現実―フィリピン農村部送り出し世帯の事例から)
第3部 性分業の政治/文化装置―新性差別イデオロギーのなかの女性(グローバリゼーションと非連続discontinuity;「第三世界」女性表象をめぐる一考察―グローバリゼーションとフェミニズムの可能性;グローバル経済のフェミニスト分析に向けて)

著者等紹介

伊予谷登士翁[イヨタニトシオ]
一橋大学大学院社会学研究科教授

久場嬉子[クバヨシコ]
東京学芸大学教育学部教授

梅沢直樹[ウメザワナオキ]
滋賀大学経済学部教授

松川誠一[マツカワセイイチ]
東京学芸大学教育学部講師

嶋田ミカ[シマダミカ]
龍谷大学非常勤講師

小ヶ谷千穂[オガヤチホ]
一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程

足立真理子[アダチマリコ]
東京大学大学院経済研究科、専修大学非常勤講師

堀田碧[ホッタミドリ]
翻訳家。和光大学非常勤講師

サッセン,サスキア[サッセン,サスキア][Sassen,saskia]
シカゴ大学社会学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。