ハリエット・ジェイコブズ自伝―女・奴隷制・アメリカ

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ハリエット・ジェイコブズ自伝―女・奴隷制・アメリカ

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  • サイズ B6判/ページ数 472p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750313818
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0098

出版社内容情報

アメリカ南部の奴隷女性として逃亡の過去を持つハリエット・ジェイコブズの全訳を中心に,当時のアメリカ社会,奴隷制度,文学事情などを解説・資料を交えてまとめた19世紀アメリカ文学研究。

子供時代/新しい主人夫妻/奴隷の正月/人間らしく感じようとした奴隷/少女時代の試練/嫉妬深い女主人/恋人/奴隷たちが北部について教えられていること/近隣の奴隷所有者たちのスケッチ/奴隷娘の人生の危険な時期/生への新しい絆/反乱の恐怖/教会と奴隷制/生へのもうひとつの絆/なおも続く性的迫害/農園の光景/逃走/危険な数カ月/子供たちが売られる/新たな危険/隠れ家の覗き穴/クリスマスの祝い/なお囚われて/連邦議会議員候補/だまし合い/弟の人生の重大な時期/子供たちの新しい行き先/伯母のナンシー/脱出の準備/北に向かう/フィラデルフィアでの出来事/母と娘の対面/働く家が見つかる/またもや旧敵/黒人に対する偏見/間一髪の脱出/英国訪問/南部への誘い再び/告白/逃亡奴隷法/ついに自由になる/補遺

内容説明

本書は、アメリカ南部の奴隷として逃亡の過去をもつ女性が、1861年に出版した自伝の全訳を中心に構成したものである。

目次

子供時代
新しい主人夫妻
奴隷の正月
人間らしく感じようとした奴隷
少女時代の試練
嫉妬深い女主人
恋人
奴隷たちが北部について教えられていること
近隣の奴隷所有者たちのスケッチ
奴隷娘の人生の危険な時期〔ほか〕

著者等紹介

小林憲二[コバヤシケンジ]
1942年東京都生まれ。1975年東京大学大学院修士課程修了。現在、立教大学文学部英米文学科教授。著書に『アメリカ文化のいま―人種・ジェンダー・階級』(ミネルヴァ書房、1995年)、『文学と批評のポリティクス―アメリカを読む思想』(大阪教育図書1997年)(共著)、『アメリカ文学の冒険―空間の想像力』(彩流社、1998年)(共著)など。訳書に、ハリエット・ビーチャー・ストウ『新訳 アンクル・トムの小屋』(明石書店、1998年)など
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感想・レビュー

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たまきら

27
自伝だと思って手に取ったら、「ある奴隷少女に起こった出来事」の訳と考察でした。期待していたものとは違いますが、読みやすかったです。特権を持つものが持たないものに対して行う非道な行為には、ぞっとしました。同時に、教育こそ唯一奪えないものなのだ…と彼女の文章を読みながら思いました。恐ろしい虐待の下でも戦い続けた一人の女性。尊敬します。2020/12/12

Mana

4
黒人奴隷少女の実話。「ある奴隷少女に起こった出来事」の完訳+解説、註釈。「ある奴隷少女に起こった出来事」では省略されていたエピソード(黒人の反乱、文字の学習の禁止など)もあることから、より当時の情勢が分かるようになっている。解説も興味深く読みました。ただ、やっぱり色々情報を詰め込んだ分「ある奴隷少女に〜」よりも対象年齢は上がったと思う。中学生くらいなら「ある奴隷少女に〜」の方がおすすめ。露骨な性描写がないので、図書室とかにも置けると思う。2015/11/06

紫草

3
「ある奴隷少女に起こった出来事」では省略されてた部分や翻訳者の解説で、時代背景などがよりわかりやすく興味深かった。最後にようやく北部の友人が彼女を買って自由にしてくれるのですが、その時彼女は喜びよりも自分が売り買いされたことにショックをうけます。彼女が望んだのは、買われて自由になることではなくて本当の意味での奴隷からの解放だったから。あのひどい主人から自由になれてよかったと思った私も、買ってくれた北部の友人も、心の底に差別する心を持ってて、ただ被差別者に優しい人ってだけだったのかな。考えました。2014/07/13

ebi_m

2
再評価に至る経緯など解説のついた研究書。でも本文は読みにくくはない。「ある奴隷少女…」で省略されていた部分も訳されている。大和書房版で省略してある中に黒人に読み書きを教えることを禁じるようになった時期のエピソードなどがあって、重要なのでは?と思った。2014/06/29

ぽん

2
自由をお金で買う事についての姉と弟の会話がこの時代の間違った状態を表しているように感じた。人が人を所有する世界の中で生きている人達は弱者はどの立場でも弱者で。男性には男性の女性には女性のつらさや悲しみやおぞましさがあった。この世界にはそれぞれの差別や偏見の歴史があるのに、知らないから遠いからとそのままで過ぎていくことはいけないと思った。2014/05/13

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