知的障害者奪われた人権―虐待・差別の事件と弁護

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750313436
  • NDC分類 369.28
  • Cコード C0036

出版社内容情報

雇用者の暴力と搾取を見過ごしてきた福祉の現場,自己を守るための供述をしきれない被疑者を犯人と決めつけてしまう警察

はじめに―知的障害者の人権状況
 1 水戸アカス事件
 2 白河育成園事件
 3 愛成学園事件
 4 国分寺事件
 5 静岡・金谷町事件
 6 知的障害者の人権擁護に向けて
一 甲山事件から学ぶこと
二 記憶を歴史に
三 知的障害者「人権センター」の構想

内容説明

本書は著者の、知的障害者に対する虐待と差別の事件と弁護の経験を通して、知的障害者に対する人権を考えるものである。

目次

1 水戸アカス事件
2 白河育成園事件
3 愛成学園事件
4 国分寺事件―知的障害者と刑事裁判
5 静岡・金谷町事件―捜査・被疑者段階での弁護と支援を考える
6 知的障害者の人権擁護に向けて―人権センターは可能か

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Book Lover Mr.Garakuta

7
一寸難しい本だけど。障碍者に対する偏見を根本的に考えるための本。2019/03/19

KEI

0
逸脱者としての触法障害者の姿を福祉(人権)と司法の両面から見る。司法の場では検察のストーリー主義と裁判官の実証主義による「論理的一貫性の勝利」、あるいは福祉社会における施設主義がもたらす、限定分野における権威主義による弊害(人権侵害の実態)を指摘。最低限の権利保障の要素として、①コミュニケーション支援者②取調べの可視化③使用資料の選定が挙げられる。 事件:水戸アカス・白川育成園事件(施設権威主義-告発者糾弾等)、国分寺・甲山事件(無知がもたらす障害者像-迎合等) アメリカ育成会(ARC)-司法アクセス2012/08/10

鈴と空

0
2006年以前

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/71721
  • ご注意事項