女という文字、おんなということば

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女という文字、おんなということば

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750313269
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0036

出版社内容情報

“女”にまつわる漢字・ことばの成り立ちやその形成に反映された男女の社会的,文化的位相を注視しながら,性暴力,「慰安婦」,文京区幼女殺害事件,雅子妃懐妊報道等を,鋭くもユーモアある筆致で読み解く。

1 おんなということば,女偏の漢字
2 妻・母・妾,「役割」で呼ばれる女たち
3 性暴力を表わすことば

内容説明

私たちが日常的に触れている「おんな」にまつわることば、「女」偏の文字を見てみると、女性が抱えていた時代及び社会の病理や矛盾が見えてくる。著者は、聞き書きを主な表現手段とし、女性が語る人生譚を文字化する作業を続けてくる中で、気になったことばや文字をあげている。

目次

1 おんなということば、女偏の漢字(女という文字;「おんな」ということば;女と男 ほか)
2 妻・母・妾、「役割」で呼ばれる女たち(「婚る」と「嫁ぐ」;いかず後家と石女;長男の嫁 ほか)
3 性暴力を表わすことば(嫐と嬲;「強姦」と「暴行」;醜業婦 ほか)

著者等紹介

川田文子[カワタフミコ]
茨城県生まれ。群馬県で育ち、高校2年から東京在住。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務を経て文筆業に。20数年にわたって「慰安婦」問題にとりくむ。1990年以降、歴史学者らとの共同研究や裁判支援をはじめ市民運動に参加。在日、沖縄、韓国、インドネシア、中国の日本軍による性暴力被害者の証言を記録。日本の戦争責任資料センター副代表。在日の慰安婦裁判を支える会事務局員。主要著書に『インドネシアの「慰安婦」』(明石書店)、『戦争と性―近代公娼制度・慰安婦制度をめぐって』(同)、『赤瓦の家―朝鮮から来た従軍慰安婦』(筑摩書房、ちくま文庫)、『皇軍慰安所の女たち』(筑摩書房)、『「従軍慰安婦」をめぐる30のウソと真実』(吉見義明氏と共著、大月書店)、『授業「従軍慰安婦」』(編著、教育資料出版会)
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