出版社内容情報
驚異的な経済発展と長期にわたる政治的安定を達成した「頭脳国家」。エリート教育,強制貯蓄,言語改造など,小さな多民族国家が生き残るために選択した「超管理」政策の実態を過去から未来に向けて検証。
序 問題の所在
第一部 独立ナショナリズムの勃興と展開
第一章 移民社会シンガポールの成立
第二章 ナショナリズムの萌芽と発展
第三章 人民行動党
第四章 突然の独立へ――マレーシア連邦からの分離・独立
第二部 新たなる国民国家の創造
第五章 「生き残りのイデオロギー」
第六章 「封印」されるエスニシティ
第七章 人民行動党一党支配衰退と「安全装置」
第八章 新たなる統合価値の模索
第九章 シンガポール国家の行方
目次
問題の所在
第1部 独立ナショナリズムの勃興と展開(移民社会シンガポールの成立;ナショナリズムの萌芽と発展;人民行動党;突然の独立へ―マレーシア連邦からの分離・独立)
第2部 新たなる国民国家の創造(「生き残りのイデオロギー」;「封印」されるエスニシティ;人民行動党一党支配衰退と「安全装置」;新たなる統合価値の模索;シンガポール国家の行方)