出版社内容情報
差別が生んだ居住区としてのゲットーを,職なし状態という暴力が襲う。解体される家族と貧困の固定化。人種的偏見に基づく社会政策が生む貧困と差別の今日的様相を考察し,新ビジョンを提起する。
第1部 新たな都会の貧困
第一章 制度化されゲットーから職なし状態のゲットーへ
第二章 社会の変化と無防備な居住区
第三章 ゲットー関連行動と機会の構造
第四章 消えゆく都市中心部の家族
第五章 人種の意味と意義――雇用者と都市中心部の労働者
第2部 社会政策への異議
第六章 貧困と福祉に関するアメリカ的信条体系
第七章 人種的反目と人種に基づいた社会政策
第八章 より広範なビジョン――全国民を視野に入れた社会政策の選択肢
付録A 貧困の集中の全体像
付録B 都市不平等研究センターでの研究に関する方法論的覚書
付録C 「都市の貧困および家族生活に関する研究」調査の表
訳者あとがき/原注/参考・引用文献/索引
目次
第1部 新たな都会の貧困(制度化されたゲットーから職なし状態のゲットーへ;社会の変化と無防備な居住区;ゲットー関連行動と機会の構造;消えゆく都市中心部の家族;人種の意味と意義―雇用者と都市中心部の労働者)
第2部 社会政策への異議(貧困と福祉に関するアメリカ的信条体系;人種的反目と人種に基づいた社会政策;より広範なビジョン―全国民を視野に入れた社会政策の選択肢)