死刑―その虚構と不条理 (新版)

死刑―その虚構と不条理 (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 332p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750311166
  • NDC分類 326.41
  • Cコード C0036

出版社内容情報

犯罪の抑止力という虚構。憲法違反という不条理。世界的動向への逆行。今もなお執行がくり返される死刑存置国,日本の現状を徹底的に分析し,死刑の制度的矛盾と,廃止への理論を展開する待望の新版。

1 抑止力とならない死刑
2 世論は死刑を支持しているか
3 被害者感情をどう考えるか
4 処刑を待つ死刑囚
5 死刑執行の実態
6 死刑執行人の人権
7 教誨師と死刑囚
8 法的根拠に疑問のある死刑執行
9 死刑は日本国憲法に違反する
10 死刑と無期には限界がない
11 「意思」「責任」と死刑
12 死刑囚処遇と国際準則
13 死刑の代替性を提唱する
付 永山則夫の処刑を超えて

内容説明

本書は死刑のもつ「虚構と不条理」を視点に論じてきた。初版いらいのその後の10年にわたる死刑廃止運動における、さらなる「虚構と不条理」をここに補筆し、崩れつつある死刑制度の最後のだめ押しの役割を本書に願うものである。

目次

抑止力とならない死刑
世論は死刑を支持しているか
被害者感情をどう考えるか
処刑を待つ死刑囚
死刑執行の実態
死刑執行人の人権
教誨師と死刑囚
法的根拠に疑問のある死刑執行
死刑は日本国憲法に違反する
死刑と無期には限界がない〔ほか〕