トルコから世界へ―イスラームと西欧化のはざまで

トルコから世界へ―イスラームと西欧化のはざまで

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  • サイズ B6判/ページ数 312p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750310466
  • NDC分類 302.266
  • Cコード C0036

出版社内容情報

トルコはアジアか,ヨーロッパか。人口の大半をしめるイスラーム教徒がつくる文化,一方ヨーロッパである事にこだわり続ける国家と指導層。EU加盟問題という新たな課題を抱え揺れ動くトルコの今。

序 いま,トルコから世界へ[内藤正典]
第1部 世俗国家におけるイスラームの挑戦
 イスラームと民主主義の共存は可能か―福祉党の挑戦[山本三樹彦]
 イスラームは民族を超えられるか―クルド問題の新たな選択肢[田中亜紀子]
第2部 等身大のトルコ社会
 世俗国家トルコに生きるイスラーム―大学生の日常生活に映し出されるもの[藤原理恵]
 クルド問題―その虚像と実像[豊原亜理]
第3部 国際関係のなかのトルコ
 トルコのEU加盟はなぜ実現しないのか[八木麻里]
 サハロフ賞の真実―EUの人権外交とその限界[大村公乃]
第4部 文明の相克に生きる人びと
 メディアのもうひとつの顔―異文化共存の架け橋となるか[村山貴浩]
 犠牲の世代―二つの価値観のあいだに生きる若い移民女性たち[吉田すみ江]
 引き裂かれる私―多極化する移民社会[川島慶史]

内容説明

本書は、現在のトルコにおける問題群に新しいパースペクティブを提示した第1部、問題に直面するトルコ人やクルド人の声に耳を傾け、等身大のイスラーム問題やクルド問題を論じた第2部、トルコ国内の問題がEUとの関係にいかに投影されたかを論じた第3部、そして1~3部で提起された問題と移民とのかかわりを論じた第4部からなる。

目次

序 いま、トルコから世界へ
イスラームと民主主義の共存は可能か―福祉党の挑戦
イスラームは民族を超えられるか―クルド問題の新たな選択肢
世俗国家トルコに生きるイスラーム―大学生の日常生活に映し出されるもの
クルド問題―その虚像と実像
トルコのEU加盟はなぜ実現しないのか
サハロフ賞の真実―EUの人権外交とその限界
メディアのもうひとつの顔―異文化共存の架け橋となるか
犠牲の世代―二つの価値観のあいだに生きる若い移民女性たち
引き裂かれる私―多極化する移民社会