内容説明
本書は、大学病院のソーシャルワーカーに焦点をあて、その退院援助の実際を質的調査の方法論であるグラウンデッド・セオリー・アプローチによって調査することによって、医療ソーシャルワーカーの行う退院援助のモデル化を試みたものである。
目次
第1章 大学病院のソーシャルワーカーによる退院援助(医療ソーシャルワークにおける退院援助の位置づけと今日の課題;退院援助の内容と方法に関する先行研究とその問題点 ほか)
第2章 調査設計(採用する調査方法とその採用理由;調査協力者としての熟練ソーシャルワーカー ほか)
第3章 生活再生にむけての支援と支援インフラ開発としての退院援助(ソーシャルワーカーのコンテクスト;生活再生にむけての支援 ほか)
第4章 結論―ソーシャルワークへの示唆(ソーシャルワーク実践理論に関して;医療ソーシャルワーカーに対して ほか)
著者等紹介
三毛美予子[ミケミヨコ]
1964年生まれ。1987年慶応義塾大学法学部政治学科卒業。1997年関西学院大学大学院社会学研究科博士課程前期課程修了。2000年関西学院大学大学院社会学研究科博士課程後期課程単位取得満期退学。2002年博士(社会福祉学)。現在、甲南女子大学人間科学部行動社会学科専任講師
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