内容説明
この世に生をうけてひとしく迎えなければならない“死”に、病いを得て直面したとき、ひとはどのように反応し、立ち向かおうとするのでしょうか。本書の著者、ルース・L・コップ女史は、医師として、クリスチャンとしての立場からこの問題を見据え、不治の病いとたたかう多くの患者さんに日々接するなかから、本人、そして家族の人びとが向き合わなければならない精神的な問題、医師との関わりにふれ、死が間近に迫ってきたときの対応について、宗教的な観点からも多くの示唆を与えています。
目次
第1章 病気の否認
第2章 患者と医師
第3章 不治の病いと患者の家族
第4章 不治の病いへの反応
第5章 死が近づいてきたとき