原節子「永遠の処女」伝説

本地 陽彦【著】

愛育社（2006/06発売）

• サイズ B6判／ページ数 355p／高さ 20cm
• 商品コード 9784750002651
• NDC分類 778.21
• Cコード C0095

内容説明

昭和の日本人にもっとも愛された映画女優、永遠の処女、原節子の素顔とは？気鋭の映画史研究家が、出生地の探索、幼少期から銀幕を去るまでの軌跡を、緻密な調査によって綴る。１０８本に及ぶ出演作品の詳細な紹介を併せて収録。生誕９０周年を迎えた写真家・早田雄二の美麗な写真も掲載。

目次

グラビア・原節子資料集
映画女優・原節子と向き合う、或いは向き合うまで
「昌江ちゃんの思い出」（足立伊代子；疋田久仁子；松倉芳子）
原節子「軌跡」・戦前
原節子「軌跡」・戦後
原節子全出演作品紹介
原節子と向き合い終えて、或いは向き合えたか、ということに就いて

著者等紹介

本地陽彦［ホンチハルヒコ］
日本映画史、日本映画文献史研究家。昭和２９年、東京に生まれる。昭和５１年、多摩芸術学園（現・多摩美術大学）映画科卒業。平成３年、劇団前進座宣伝部退職。以降、フリーで映画史研究の著述活動を続ける。平成１２年から１５年まで、群馬県太田市（旧・新田町）の「田中純一郎記念・日本映画史フェスティバル」の実行委員、プロデューサーをつとめる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[Gen Kato]

本人が沈黙を守り、関係者は次々鬼籍に入りつつの存命（当時）人物への取材の困難さは理解しながらも、違和感がぬぐえない記述（たとえば「ギャラが半分でもいい」と「どうでもいい」って気持ちの上でどう違うのか？ただで主演を張るなんてほかの出演者の手前できるわけないと思うが）やアプローチ（幼馴染の証言にどこまで信憑性があるのか。演技評などはことに論外）ありの評伝。読みながらいろいろもやもやした。が、掲載されている写真はとてもよかった（撮影早田雄二！）

2022/04/22