内容説明
本年度アカデミー賞最優秀作品・主演女優・助演女優・脚本賞他3部門、ゴールデン・グローブ賞最優秀脚本賞他2部門受賞作品を対訳シナリオで。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緑色と風
1
映画で、戯曲「ロミオとジュリエット」と、ロミオとジュリエットばりのハムレットとヴァイオラの恋愛が交互に重なっていくシーンがある。どんなシナリオの書き方になっていたのか興味が沸いて本書を見てみたら、映画のシーンそのままのシナリオになっていた。この映画はセリフもさることながら衣装も素晴らしいので、映画で観るのが一番だが、コミカルな箇所も含めてシナリオだけでも充分に楽しめる。エリザベス女王の思慮深い判断が作品を活き活きさせる展開につながっていくので、とてもさわやかな気分になる。2010/01/05