文楽 二十世紀後期の輝き―劇評と文楽考

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  • サイズ A5判/ページ数 462p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784657101020
  • NDC分類 777.1
  • Cコード C3074

内容説明

一九六五(昭和40)年から二〇〇〇(平成12)年までの、讀賣新聞連載の新聞劇評、雑誌『演劇界』掲載の文楽劇評、早稲田大学演劇博物館『演劇年報』に掲載された文楽考など、計百七十本を収録。十世若大夫・八世綱大夫の時代から、国立劇場による通し狂言の成果を経て、越路大丈・津大夫の充実期、国立文楽劇場の開場、吉田玉男の円熟期に至る、文楽のリアルタイムを記録する。

目次

劇評手習帖 一九六五(昭和40)年‐一九六九(昭和44)年
第1章 一九七〇年代 国立劇場文楽公演に理念があった
第2章 一九八〇年代前期 越路大夫、津大夫、玉男、勘十郎の円熟期
第3章 一九八〇年代中・後期 国立文楽劇場開場以後
第4章 一九九〇年代 玉男の時代
付章 文楽時評 「本朝廿四孝」―いかに読み、どう演ずるか

著者等紹介

内山美樹子[ウチヤマミキコ]
1939(昭和14)年、東京都生まれ。1958(昭和33)年、東京雙葉学園高等学校卒業、早稲田大学第一文学部演劇専修入学。1971(昭和46)年、早稲田大学大学院文学研究科演劇専攻博士課程退学。1990(平成2)年、『浄瑠璃史の十八世紀』で文学博士(早稲田大学)学位受領。早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Yuko

1
その時々に書かれた劇評だが、通して読んでみると何度も同じことについて批判をされている。 例)近松の昭和改作、本朝廿四孝や義経千本桜の段数入れ替え上演など。 その他あんまりばっさりばっさり切り捨てられるので、読んでる方も段々滅入ってきたが、その内慣れてきた。 それがもとで技芸員から抗議がきたこともあったらしいが、臆せず反論されているのが「強い!!」と思った。 冷静、冷徹な文体ながら、ちょっと贔屓入ってしまったり、気弱になったりしているのもちょぴり伺えて「あ~、筆者も人間だわ」と微笑ましかった。 技芸員さんに2014/10/14

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