出版社内容情報
ユーモアに磨きのかかった晩年作と、新発見のみずみずしい初期の詩700編余りを収録
身近な生き物から宇宙まで、この世界の不思議を詠み続け晩年104歳で亡くなった「ぞうさん」の詩人まど・みちおの全詩集。
1990年代以降につくられた晩年20年間の詩500編余に、あらたに発見された20代からの詩約200編を補遺として収録。
内容説明
『全詩集』の「続き」です。100歳まで、詩を書き続けたまどさん。82歳で『全詩集』出版後の詩500編以上!これで本当にまどさんの詩の全貌が明らかに。
目次
第1部 詩(一九九〇~一九九九;二〇〇〇~二〇〇九)
第2部 補遺(一九二九~一九四四;一九四五~一九五九;一九六〇~一九六九;一九七〇~一九七九;一九八〇~一九八九;散文)
付録 資料
著者等紹介
まど・みちお[マドミチオ]
詩人。本名・石田道雄。1909年山口県に生まれる。戦前、台湾総督府に勤めながら雑誌に投稿し、北原白秋に詩・童謡を学ぶ。戦後約一〇年間、幼児雑誌の編集に携わる傍ら童謡を数多く発表。1968年、最初の詩集『てんぷらぴりぴり』で野間児童文芸賞受賞。以後『うめぼしリモコン』(丸山豊記念現代詩賞受賞)など多くの詩集を発表。1992年『まど・みちお全詩集』刊行。それに対し、芸術選奨文部大臣賞、産経児童出版文化賞大賞、路傍の石文学賞特別賞を受賞、更に1994年、全業績に対しIBBY(国際児童図書評議会)による国際アンデルセン賞作家賞を日本人として初めて受賞。2003年、第59会日本芸術院賞受賞。2014年逝去、享年104
伊藤英治[イトウエイジ]
1945年愛媛県西条市に生まれる。書評紙「図書新聞」、雑誌「日本児童文学」を経て編集プロダクションに入る。『まど・みちお全詩集』により日本童謡賞特別賞を受賞。2010年逝去、享年六五
市河紀子[イチカワノリコ]
東京に生まれる。出版社勤務の後、フリーランス編集者として児童書や詩集の編集に関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ロビン
呉下の阿蒙