よりみちパン!セ
日本の神様

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784652078518
  • NDC分類 K172
  • Cコード C0330

内容説明

日本人の心の底に古くから宿り、人生の節目節目で願いをかけてきた、たくさんのまだ見ぬ神様たち。ある父娘を水先案内人に、ゆたかできびしい自然のなかから生まれた、素朴でつつましい、愛すべき姿に、いまここで、出会えます。中学生以上。

目次

はじめに 神社のなかにはなにがあるの?
第1章 日本の神様には形がなかったってホント?
第2章 神像って、だれがどうしてつくったの?
第3章 日本の神像は謎だらけ
第4章 自然のまんまの日本の神様
第5章 神像は日本中にあるんだね
第6章 日本の神様は怒り悲しんでいるぞ!

著者等紹介

畑中章宏[ハタナカアキヒロ]
1962年大阪生まれ。日本大学芸術学部写真学科講師。多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つくよみ

44
図書館本:「日本の神様」についてというよりも、「神像」についての成り立ちを解説した本。古来、日本では神様に形があるとはとらえられておらず「神仏習合」によって、仏教の仏像のイメージにならい、神様がその姿を現すようになったとのこと。神様に明確な形が定められておらず、各地の神像の姿にばらつきが見られるのはその為だとか。紹介されている神像の数々は、まさに作りもまちまちで、祭られた地域での素朴な信仰心が伺えるよう。親子のかけあい形式の説明も読みやすく、楽しく興味を満たすことができた一冊。2013/08/14

ひろ☆

31
宗教や神道に興味がある人は、最初の数十ページだけでも読む価値がある。日本の神様は、特定の形、姿がない。昔の人は、木を型取り、そこに神様を宿した。祈り、信心は心の持ちよう。2014/07/22

朱音

10
もっと「神話」寄りの本かと思ったが神像のガイドブックとしてはさらっと読めていい。振り仮名つきで、児童書だし。関西弁を文章にするとぎこちないことが多いけれど、筆者がネイティブ関西人なだけあって、関西弁表記が自然。思わず関西イントネーションで読んでしまった。行きたい神社がまた増えた。神社の地図があれば完璧に「使える」本になったかも。2010/04/08

Bridge

7
2009年に理論社から出た初版で読んだ。祖父江慎さんのブックデザインが、不思議な感覚を倍増させる。著者の畑中章弘さんは、関西の言葉で「遠野物語」を語ったりする面白い学者さん。この『日本の神様』でも、関西在住の父と子の2人の会話が随所に挟まれる。神様の概念についてはヤマトの神様を中心に語られるが、途中日本列島の北と南における神様についてもコラムの形で紹介される。お正月に初詣に行く人も、行かない人も楽しく読める、民俗学寄りの本。一般人では拝観できない神像も写真でたくさん紹介されている。2021/07/26

かおりんご

7
神様の歴史や種類ではなく、形なき存在と思われている神様にも、実は形が存在したということがわかる本。仏像の解説書を読んだことがあるだけに、神像の不思議さは新鮮でした。人間味があふれる神像を、自分の目で見たくなります。2010/03/29

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