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内容説明
ワタシたち、イバラの道を行くの。でも、みせてあげるね。あなたがいる場所の「ヒミツ」と「希望」を。
目次
序 女の子の国に、ようこそ!(あなたが、生まれた日;「私にはもう素敵なことなんて起こらない」 ほか)
1 いちばんお姫様なのはだれ?(入園おめでとう!;不安は目に見えず、手でさわれない ほか)
2 お願い、夢中になれることを教えて!(秘密の癒し、秘密の痛み;子どもじゃない、男子じゃない、大人でもない ほか)
3 「女らしさ」と「いい成績」、フクザツな関係(期待に応えない娘は、森に捨てよう;その要求、矛盾してない? ほか)
4 そして、白馬の王子様はやってくるの?(いったい、どういうことなんだろう;「ムカつくよねー」「キモい」「空気読めよ!」 ほか)
著者等紹介
小倉千加子[オグラチカコ]
1952年、大阪府生まれ。早稲田大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程修了。心理学者。ジェンダー、セクシュアリティ論の観点から、晩婚化など結婚にまつわるさまざまな現象やテレビ、雑誌などメディアに登場する女性像まで幅広く題材に取り上げ、「女性らしさ」や「性」についての刷り込みが個人の生きがたさをどのように形作っているのか、たんねんに分析をつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なお
20
図書館本。オンナに産まれて後悔させる様な感じでした。こんなに卑屈にならなくても…サッカー選手もいるし、できるオンナもいるよねぇ( ・ε・)ま、できる人は結婚が…とか言うので、何だろうこの本。2016/11/02
りお
19
一昔前の考え方かも。今のジェンダーに対する考え方とは少し違う気がする。最初の方に書いていた女は男のためにオンナらしくいなきゃいけないって考え方私には合わないな…誰かのためではなく私は私のためにオンナらしくいたい。2022/01/31
みどり
10
ちょっと古い考え方だけれど、私のような世代からは「生意気」と思われるくらいには、新しい考え方。 最近の「ジェンダー問題」として、違うかもしれないけれど、日本的な「女性らしさ」っていうのはある意味戦前的なものもまだ生きてるから、難しいかな? 図書館で「中学生向け」としておいてあるには「ズレた」感じはした。2022/09/14
たかこ
8
タイトルに(笑)と入っているので、面白おかしく書いてある本かな、と思ったら大間違い!結構な衝撃を受けた。今から10年程前の本なので、今の小中学生には合わないかもしれないと思う。けど、その親世代である私には、ずしんと来た。親の価値観がわからない!と苛立つ女子には、読んでほしい。「女の子らしく」という社会通念をなんの疑問も持たずに育ち、女子社会を楽しんで来た私だけど、この歳になって、性別役割分業に苦しめられた。もっと早く、女の子らしさ、女性らしさ、母らしさの呪縛から逃れられていたら、人生違っていたかも、と思う2019/03/02
しおり
6
期待した内容からは微妙なズレあり。世界は二つに別れるという考えに異を唱えたい。「オンナらしさ」の正体は分かりやすくて良かった。2013/03/31