内容説明
カッコよくないと彼女はできない？あの子を振り向かせる秘訣はある？そんな悩めるぼくらが知りたいのは、恋という不思議へのリアルな解答。そう、恋を求める者はすべからく、この検定試験を受けるべし！新世紀を生き抜くための「恋愛論」、堂々の決定版。中学生以上すべての人。
目次
恋愛検定テスト
１ 「恋」は取り扱い危険物
２ 「恋」はもてはやされすぎている
３ 「恋」とは何か？
４ 「恋の」成分
５ 「恋愛資源」のＡＢＣ
６ 「恋愛」する資格
７ 「恋愛」をするにあたっての諸注意
８ 「恋愛」はなぜ「切ない」のか
９ 「恋愛」の目的
著者等紹介
伏見憲明［フシミノリアキ］
１９６３年東京生まれ。作家。武蔵野音楽大学付属高校声楽科を経て、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。２００３年、『魔女の息子』（河出書房新社）で、第４０回文藝賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
村越操
17
思春期の男女にぜひ読んでもらいたい恋愛について科学する本。なぜ嫉妬するのか、なぜ恋をすると不安になるのか。答えられないあなた、早速読みましょう（笑）「嫌われることを恐すぎるとかえって嫌われる、という法則が恋愛にはある」「共感というのは、違う部分も認め合いながら歩み寄れる部分をつなげていく作業だ」「恋して初めて、人は自分が何をしたいのかではなく、相手が何を求めていて、何を好んでいるのかに対する意識が働くようになる」「恋すると自分で自分をプロデュースする必要がある」 2014/03/22
どあら
12
息子は自分の興味のあるページしか読んでないみたいでした。谷川俊太郎さんからの質問と答に納得です！2015/02/05
スノーシェルター
11
わかりやすく、面白かった。冒頭でとても笑った。恋愛は別れをもって完結するのか。中高生男子読むべき！2012/07/08
ユウキ
8
いわゆるよくあるマニュアル本ではない。具体的な個別の問題解決の方法というより問題にぶち当たる前に知っておくべき心得書、といった感じ。恋愛全般について語っているがこういう本は若いうちに1冊読んでおいて損はない。恋愛には、他者を再発見する力、自分を再発見する力、そして世界を再発見する力があるというところはなるほどなーと思いながら読んだ。他にもいろいろとボンヤリ思ってたことを言語化してくれて嬉しい。そんな本です2018/03/29
yuk0
7
なかなか面白い！一盛りのじゃがいもの中から、ひとつだけ特別なものを選び出したような気になって、じゃがいものことで頭がいっぱいになる前に、もっとやるべきことがある！なんて、中学生も大人も変わんないなーとくすっとする場面がたくさん。意外に失恋なんかした人にいい本ではないでしょうか。2010/06/20
