内容説明
なやみと一緒に歩いていこう。「明日」はぜったい、やって来るから。思春期の子どもたち、そして親たちへ―大反響の『みんなのなやみ』からふたたび、シゲマツ流「なやみと付き合うコツ」を直球で伝授。
目次
1章 「自分」のこと
2章 家族の中で
3章 学校と友だち
4章 誰にも、言えない
5章 親だって、なやんでいる
著者等紹介
重松清[シゲマツキヨシ]
1963年、岡山県生まれ。早稲田大学教育学部を卒業して出版社に勤務したのち、フリーランスのライターとしてノンフィクションなどの分野で活躍しながら、91年、『ビフォア・ラン』(ベストセラーズ)で小説家としてデビューする。いじめを受ける子どもとその親たちの姿を描いた短編小説集『ナイフ』や、同級生が通り魔事件の犯人であった14歳の少年の日々を描く『エイジ』(ともに新潮文庫)など、現代の子どもと家族が直面している日常にひそむきびしさとかけがえのなさを、リアルな物語につむぎつづけている。2001年に『ビタミンF』(新潮社)で直木賞を受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
16
(1)を読んでイッパイいっぱいになってしまい。パスしました。2014/06/26
金平糖
10
様々な悩みに対する回答を読んで、作家ってすごいなぁ…って、感動した。 漠然とした気持ちや感覚を、言葉に変えられることができる! そして、理路整然と考えを文章で伝える事が出来る! だから、作家なのだと・・・!! 重松氏の作品を読みたいと思わせた本。2006/04/26
gissy
10
字が大きめだったのが、重松清さんらしいな~と、また語り口がやさしいのがらしいな~と感じました。「なやみ」に答える重松さんのスタンスがやっぱり好きです。答は自分で選んでね、決めてね、としっかりと伝わってくる。やさしい一冊でした。2013/03/12
ぬ
6
【図】『みんなのなやみ』の続刊。二冊に共通して重松さんが言っている事は『悩んでいる自分に悩まないで欲しい』『どんな事で悩んでいるのではなく、どれほど悩んでいるのかが問題』という事ではないだろうか。『悩みの背負い方』だけではなく、悩みを相談されたされた時の対応の仕方にもかなり参考になった。2010/08/07
妄想姉妹
5
重松さんはやさしいなー。子供に対してまっすぐ誠実に向かう姿は格好いい。2010/06/22