HOOT

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  • サイズ B6判/ページ数 385p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784652077276
  • NDC分類 K933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

中学生のロイはある日、裸足で走る不思議な少年に出会う。彼は建設現場のフクロウの巣を守ろうとして闘っていた。子ども達と大人の闘いをユーモアたっぷりに描き出すYA文学。   小学校高学年


環境や、いじめなど、現代社会の問題もさらりとえがき、爽快な読後感と「スタンドバイミー」のようなあたたかな感動が魅力の一冊!!


内容説明

フロリダの自然と少年たちを描きながら、ユーモアや風刺のきいた作風は健在で、あらゆる読者を楽しませるエンタテインメント作品。

著者等紹介

ハイアセン,カール[ハイアセン,カール][Hiaasen,Carl]
アメリカ、フロリダ生まれ。6歳のとき、父からもらったタイプライターで身のまわりの出来事を書きはじめた。マイアミ・ヘラルド紙のコラムニスト、ミステリー作家として活躍中

千葉茂樹[チバシゲキ]
1959年北海道生まれ。国際基督教大学卒業。児童書編集者を経て翻訳者として活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

61
執拗ないじめを受けているロイがある日バスの窓越しに見たのは、バスよりも速く走る裸足の少だった。大人の身勝手さと、子どもの身勝手さ。様々な思惑が渦巻く町の中を、自由を求めて、裸足の少年が駆け抜けていく。友情、家庭環境、自然保護をテーマに、さらりと風刺をきかせた痛快な話。HOOTという題と、この表紙デザインのセンスの良さがたまらなく好き。 2017/08/10

٩( 'ω' )و~aki.info/@

15
読後、「さすが!!」と声が出た。本の装丁も美しく、飾っておきたくなるが、ひとつだけ文句を言わせてもらうと、今の私には活字が小さすぎる。(泣) この本に限らず、老眼鏡に頼らず読める本が増えると嬉しいなぁ。 数年前、この本を男の子に読ませたいと思い立ち、買いに行ったら【絶版】と言われ本当に驚いた。物語の運び方も好きだし、登場人物も何と言うか‥‥(笑) 憎めない。今後、再版されるなら届けたい人がいる。絶版のままなら我が家の本棚から貸し出しか。 愛すべき【HOOT】、我が家に長くいてくれてありがとう。

ゆーかり

15
ある朝バスから見かけた裸足で駆け抜ける少年。ロイは少年を探そうとするが、転校してきたばかりでいじめの標的にされる毎日。しかし怯むどころか立ち向かい(なんて勇気があるのだろう!)、謎の少年を探すうちに建設予定地に生息するアナホリフクロウのヒナの事を知って…。自然保護やそれぞれの家庭環境の中で家族や友だちを思い遣る子どもたちに対し、大人たちは周囲への自分の評価を上げる事に必死だ。情けないけれどそんな大人の状況も分かってしまう。タフで自由な少年マレット・フィンガーズも良い。楽しい読み物だった。2022/06/05

kasim

12
痛快なフロリダの物語。ロイと裸足の少年がマングローブの生い茂った河口でくつろぐ場面や、ちょっと鬱陶しい巡査がフクロウのヒナに会って「これほど繊細で完璧なもの」をはじめて見た、と思う場面が好き。ハイアセンらしく、大企業やイヤな大人への真剣な怒りが笑いにくるまれて料理されてます。夏に読みたくて積読数年。読めてよかった!2016/09/04

みー

10
主人公の少年が、たくましい!!苛められていて、嫌だなと凹むことはあっても、逃げない!!疑問があったら、それに対して突き進む!!自分の周りの様々なトラブルを知恵と勇気で乗り越えながら、最後スカッと、大団円に向かって進んでいく!!痛快で爽快な物語だった。穴掘りフクロウ・・ネットで調べちゃったわ♪足が長くて驚いた!!2017/07/06

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