理論社の新しい童話
ゆうびんサクタ山へいく

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  • サイズ A5判/ページ数 108p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784652045053
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

出版社内容情報

山に住むおばあさんに手紙を出しにいったサクタがもどりません。どうやら手紙といっしょに山へいってしまったみたいです……。   小学校低学年~小学校中学年

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ 🍀安寧祈願🍀

179
遠くの山のてっぺんが白くなっています。近くの山のてっぺんは赤く染まっています。よく雨が降りますね。…みゆきおばあちゃんからの手紙を待つサクタくん。両親にはたくさんの手紙が届くのに、まだかな。…森の中はすうっと寒くて、枯れ葉とキノコの匂いがしました。なにか音が聴こえるよ。誰かいるの?虫を探しているのよキツツキが。冒険心くすぐる物語は感情を豊かにしてくれる。雪の深い山奥にも人の行き交うこの街にも、子どもたちを大切に思うやさしさが溢れている。親しい人や愛する人に見つめられた体験が健やかなこころを育むのでしょう。2022/12/10

KAZOO

107
いぬいとみこさんといせひでこさんのコラボレーションによる童話です。いせさんのは鉛筆画のような感じで素朴さがあっていい感じが出ています。むかしの森などの感じや季節感が出ているいい童話です。どれくらいの年齢層が対象なのでしょうか?2016/05/14

はる

49
優しいお話。山に一人で住んでいるおばあちゃんから、5歳のサクタに手紙が届きます。毎日のように動物たちが訪れるおばあちゃんの家。動物たちとのやりとりを描いた手紙にサクタは大喜び。サクタは急いで返事を出そうとしますが…。思いも寄らぬサクタの大冒険にヒヤヒヤ。終盤はおばあちゃんのおじいちゃんへの想いがしっとりと描かれているのがいい。挿絵のいせひでこさんの絵も郷愁を誘います。2021/08/02

よこたん

36
“幼いころ、「わが家」のそとにも、自分を愛する親しい人がいることを知ったおどろきと喜びー” お山に一人住むおばあちゃんと、額の写真の中でほほ笑むおじいちゃんの、孫達を想い注がれる深い愛情のかたちに、心地よい涙が静かに流れた。そんなに遠くはないが気軽には足を運べない場所に住むおばあちゃんに、少しでも早く手紙を届けたくて、幼いサクタが出したちょっとした勇気が巻き起こす騒動には、母親目線で本当にハラハラし「もう絶対しないで!」と思った。ふんだんに盛り込まれた、いせひでこさんのスケッチのような挿絵がとても優しい。2017/10/31

ぶんこ

34
サクタ君が可愛い。他の人には手紙がくるのに、僕にはこない。これはさみしい。そんな時、サクタ君宛てのお手紙がきました。ヤッホー。山のおばあちゃんからです。宛名がちゃんとサクラダ・サクタ様なのがいい。サクタ君の嬉しさが伝わってくる。いせさんの絵も素敵。おばあちゃんへのお返事の手紙を出そうとしたサクタ君。思わぬ大冒険となるのも可愛い。郵便局の人になって、その場に居合わせたかった。おばあちゃんにとっては、郵便屋さんサクタは少し早いクリスマスプレゼントになったかな。2021/11/02

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