内容説明
ぞうさんがいて、まどさんがいて、詩1200。まどさんの60年全1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
2
百歳を超え活動されていたが先日亡くなられた。台湾時代はエキゾチックが満喫。戦後童謡は平易なうちにオチがあって素晴らしい(p199『一ねんせいは いいな』の次「うさぎにうまれて/うれしいうさぎ」…「はねても はねても/うさぎで なくなりゃしない」は敗戦を乗り越え日本人でなくなりゃしない気概でなかろうか)。還暦を過ぎて書かれた詩は漢字まじり、抽象的《生の意義》とか《大自然の創造者》を扱う。『知らないまに』「まだ若いつもりでいるんだが/…こんなしわくちゃなのさ/と おじいちゃんが笑った」。70歳から再び明るく2014/04/03