内容説明
「こども」をテーマにサイバラワールドを詰め込みました。書き下ろし作品「こどもの時間」収録。
著者等紹介
西原理恵子[サイバラリエコ]
1964年、高知県に生まれる。武蔵野美術大学卒。大学在学中に、「週刊ヤングサンデー」にて『ちくろ幼稚園』を連載、漫画家としてデビュー。97年に『ぼくんち』(小学館)で文藝春秋漫画賞、2004年に『毎日かあさん カニ母編』(毎日新聞社)で文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞、05年に『上京ものがたり』(小学館)『毎日かあさん』で手塚治虫文化賞短編賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
57
アンソロジー。西原はユーモアと泣かせの天才だ。カロリー使うわぁ。でも毎回必ず心に響く。『私は出来ない子の気持ちはよくわかるので出来ない子を出来ないまま育てるのはきっと人よりうまいと思う』子供の成長、力、を信じて待つことの大切さを忘れてはならない。作中の四こま漫画がまた子供のあるあるネタとして爆笑した。子供時代の記憶を再現することはできるが、西原はそこで感じた自分の世界の空気の色や匂いまで再現する、ああ、そうゆう空気あったなぁ、という形に。彼女いわく『私は恨み持ちの人間』とあるがすごい才だぁ。2013/09/20
ひとみ
2
なんだか物悲しく、登場人物の気持ちがわかります。巻末の「子供の頃の私が可愛そうで、漫画の中に可哀想な私を助けに行く」というのが切ない・・・。著者はあまり恵まれた子供時代ではなかったのですね。2015/11/19
ようこ
2
書店の絵本のコーナーに並んでいたので、これも児童書?と思って読んでみたら西原さんの自伝だった。子どもって大人が思う以上にいろんなことを分かっているのよね、としみじみ。小学校高学年あたりならいろんなことを考えながら読めるのではないかな、と思う。2010/04/05
銀鈴
1
私の全部を好きになってくれる人がいる。「すき」は向こうから来てくれる。(うろ覚え)ってところで涙が出そうになりました。そう信じてた。でも、来ないって分かった。2020/05/08
しょー
1
【図書館】親の知らない子供の世界あったなあ。今は兄弟喧嘩にしても、親が関与しすぎかなあ。今しか出来ない経験我が子にさせてあげられてるかなあ。 2012/01/05