内容説明
みはらしのよい丘に、となりどうしでくらしているひつじたちは、いっしょにあそんだり、おしゃべりしたり、とおくへでかけたりします。…ともだちといると、自分のことが見えてくる。小学校中学年から。
著者等紹介
蜂飼耳[ハチカイミミ]
1974年神奈川県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。詩集に『いまにもうるおっていく陣地』(紫陽社、第5回中原中也賞)『食うものは食われる夜』(思潮社、第56回芸術選奨文部科学大臣新人賞)などがある
ミヤハラヨウコ[ミヤハラヨウコ]
友禅の染め付け、グラフィックデザインなどを手がけたのち、イラストレーションの仕事を始める。絵本・挿画のほか、公告・雑誌・雑貨など様々な分野で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
❁かな❁
127
角田光代さんの書評に掲載されていて気になり読んでみました!おっとりしているのろのろひつじと、いつもせかせかしているせかせかひつじのお話。とっても優しい可愛いお話で好みでした♡正反対の2人だけどすごく仲良しで素敵♪実際お友達と性格全然違うけど仲良しとかもありますもんね!文は「ゆきがふる」で読んだことのある蜂飼耳さん(「うきわねこ」も人気ですね)、絵はミヤハラヨウコさん(絵本以外にも広告や雑貨なども手掛けられている)。特にのろのろひつじ可愛い〜♪ラストは、え〜⁈って思ってしまったけど続編希望!癒されました★2014/11/30
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
58
見晴らしのよい丘にのんびり屋の羊とせっかちな羊が隣同士で暮らしていました。性格が全く違う二匹でしたがとても仲良しでした。これはそんな二匹の物語。「軽くなる日、箱のなかみ、葉っぱ、王さまの町、青いマフラー、いとこ」の全6話。ラストの唐突さには正直戸惑いましたが、それでもこの物語のほんわかした雰囲気には読んでいて癒されました。青いマフラー、私も首に巻いてみたいな。ミヤハラヨウコさんの挿絵がステキでした。★★★★2012/06/07
♪みどりpiyopiyo♪
41
みはらしのよい丘に、のろのろひつじとせかせかひつじはくらしていました。ふたりの家は、風のわたる緑の丘にならんでたっていました。… ■かわいい表紙に誘われて、蜂飼耳さんのお伽話を読みました。仲良し2匹の小さなお話が6篇。どれも何だか 私達のお話みたいで、のんびり可愛らしくて。挿絵はミハラヨウコさん。■ともだちといると、自分のことが見えてくる。最後、思いがけず 思いがけなくて、その思いがけなさが また良かった♪ 日常の温もりと爽やかな風を感じる 柔らかな良いお話でした ( ' ᵕ ' )♪ (2010年)2018/04/14
小夜風
29
【図書館】見晴らしのよい丘にのろのろひつじとせかせかひつじは暮らしていました。その名の通りのろのろしているひつじと、せかせかしているひつじ。正反対の性格で、お互いがお互いのストレスになりそうですが(笑)、相手を思う気持ちがあたたかくてほんわかしました。だからこそ最後の一話だけいらなかったかな~(泣)。オレンジとバニラの匂いのするひつじに、もふもふしてみたい♪2014/07/29
anne@灯れ松明の火
25
展覧会予習。似た者同士も気が合うが対照的な2人も案外合うのかも?初めは、せかさかさんは、のろのろさんにイライラするのかと思ったがそんなことはなく、2人は仲良しだった♪ ラストは意外な展開! 続編を希望。 2012/03/14