内容説明
日本をそして世界を代表するジャズミュージシャン・渡辺貞夫。彼には写真家としてのもう一つの顔がある。そんな彼がチベットに魅せられ、山岳の地に旅をつづけ、遊牧の民や圧倒的な大自然を撮り歩いた。そのチベットをそして自分を語ったファン待望の書下しエッセイ&フォト集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダナヲ
2
チベット。きっとそこには目眩を覚えるような空があるんでしょうねーと想いは募るばかり。生きる楽しさが弾ける音がほしい。ほんと、そんな音がつくれるすべての人に感謝を、か、救いを、か、報いを。2013/06/11
bluemint
0
渡辺貞夫さんのチベット旅行のエッセイと写真集。日本人にそっくりなチベット人には全く違和感がなく、近い血縁関係を感じる。貧しくても明るい笑顔、とは使い古された慣用句だが、モノに縛られた私の生き方を問い直させるのは事実だ。写真は「青」色が印象に残る。空の色、湖、布、山、池に映る空。富士山より高い土地ならではの澄んだ空気のせいなのか。2018/07/13