内容説明
人間の集合的無意識下に潜む恐怖、不条理そして不可解なるものを描き出した珠玉集成。古今の傑作を編んだ奇譚集成。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小瑠璃
4
奇譚…、うん確かに奇譚。題名に偽りはないのですが、読み始めてから、そうか、私が求めていたのは怪奇ではなく幻想小説だったんだわと気づきました。夏目漱石の夢十夜が入っているから、他もそんな雰囲気かと思ったら、そうでもなく。一言であらわすなら、奇妙なお話の短編集です。小泉八雲の「茶碗の中」、かんべむさしの「俺たちの円盤」はちょっと好き。巻末の解説が楽しかったのですが、あまりの不気味さにぜひ解説を読みたかった「柔らかい家」は編者の夢枕獏本人の作だったので、当然ながら他のようには解説されず、残念。2014/10/29
ren
1
個人的に微妙2004/08/29
ナナオ
0
他の話は探せば読めるだろうけれど、タモリの「ハナモゲラ語の思想」はここでしか拝めないだろう。これが収められていることで、グッと奇妙な世界に引っ張られた。2012/08/27
茶器
0
頁を見て動揺、巻末のエピソードを読んで驚き、納得。タモリさんって凄い存在なんだなぁ。15作中6作品は以前読んだことがあったので、流し読みしました。露伴の『観画談』が好きです。2012/07/27
t
0
題名に惹かれて手に取ったら、お気に入りの「夢十夜」が入ってたので即購入(笑)。似たような話が入っているのかと思って読んでみたら、奇怪な話ばっかりで微妙でした。 2012/02/09
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