目次
1 論理学、弁証法、哲学およびレトリック
2 議論、話し手とその聞き手
3 議論の前提
4 選択、現在感および現在化
5 与件の意味および解釈
6 議論の技法
7 準論理学的議論
8 現実在の構造に根拠をもつ議論
9 実例による議論法、図解例、模範
10 類比と隠喩
11 概念の分割
12 議論法の厚みと議論の力
13 言論における議論の順序
14 レトリックの世界
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rassy0
3
2020最初のGOD BOOK. 理論の説明→例証の流れがあまりに美しすぎる。真である、というより、真であると人々に思われるための条件や術についての論考。ドイツの文献とかだとToulminと並んで非形式論理の二大巨頭とか称されるのに、日本だとなぜToulminが主流になってこちらはあまり見られないのか、普通に気になる。米国→日本の輸入の流れのせいとは思うけど、それでも主著が入手困難なレベルで広まらないものなんか? もっと開拓進んでほしい。2020/02/15
chiji
0
価値を論理的に説明できるのだろうか?という調査研究をおこなった。 結果、価値の論理学は存在しないという結論を得た。 その代わり、価値の問題は、共同体の議論や論争によって決定されているとした。その手法は説得技法としてのレトリックである。 この手法は、自然科学や、数学のような明証明による分野以外の、哲学、宗教、道徳、法学、などの分野の幅広い分野をカバーする手法である。2014/01/27