死ぬ瞬間 - 死にゆく人々との対話

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死ぬ瞬間 - 死にゆく人々との対話

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  • サイズ B6判/ページ数 315p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784643920529
  • NDC分類 490.14

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chie

20
末期患者や、その家族とのインタビューを通じて、死がどの様に受容されていくのかが考察されている。また、医師からの告知や延命治療、介護、看取りのあり方が問われている。邦題「死の瞬間」というのは、内容とは多少ギャップがある様に私は感じたが、訳者のあとがきは良かった。生が死へ移行する、まさに刹那の瞬間、身体的な苦しみの中で人は何を思うかは、結局分からなかった。それは自分自身が身を持って体験するまで分からないことなのだろう。だから死に対する受容が必要なのは、50年経った今でも変わらないことなのではないかと思った。2021/08/15

金平糖

3
B。2019/10/03

ルンルン

2
看護の教科書では「死の受容5段階」であまりにも有名な本書。内容が素晴らしすぎて、表現する言葉が見つかりません。 今日の「看取りの看護」があるのは、著者の気づきと活動のおかげなのだとあらためて実感することができました。 いろいろな看取りを経験したいまだからこそ内容をより深く理解できたのではないかと思います。2017/07/13

Tomo

1
患者含め全ての人はコミュニケーションに飢えている。そうした人達とコミュニケートするには、我々自ら死の恐怖を去らなければならない。といった趣旨の本。本文より科学が進めば進む程、死の現実を恐れ、否認する傾向が強くなる。患者は心拍や心電図に関心を持って貰いたいのではなく、彼自身に関心を持って貰いたがっている。自分自身の死を見詰める事が出来て初めて事物ねた様相が変わり、寛容にかることができる。私達は現在の様な寒冷社会に代わって、死と死ぬ事の問題を自由に扱う温かい社会に発展させるべきである。2015/04/02

る-さん

1
死に向かい、人は段階を踏んで準備するのだということ。「それは私ではない」と否認するところに始まり、死する前までの心理的なプロセスは凄まじいものだと知れた。本当はただ寄り添って耳を傾けてほしいこと、言葉や表面的な援助よりもただ向き合う姿勢がほしいこと…死ぬ間際の人達だけでなく、他の面でも活かせそうな学びを得られたように思う。また、身体的な負担以上に精神的な負担の方が人間にとっての影響力は大きいのではないかと考えさせられた。このインタビューは傾聴の重要性をとても分かりやすく教えてくれている。2012/05/11

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