内容説明
日本人は何を食べてきたのか。採集狩猟の原始時代から現代のスローフードまで、豊富な図版で解説。調理法の変化や調味料・食材の渡来。日本風になっていく外国料理など、多彩な食文化のすべてを網羅した日本“食”百科。
目次
食べるということ
1 原始・古代の食生活―穀類中心の食生活の形成
2 中世の食生活―食事様式の形成
3 近世の食生活―日本料理の完成と普及
4 近代の食生活―西洋文化の受容と折衷化
5 戦中・戦後の食生活―飢餓の体験
6 現代の食生活―飽食と食スタイルの多様化
著者等紹介
江原絢子[エハラアヤコ]
1943年島根県生まれ。1966年、お茶の水女子大学家政学部食物学科卒業。東京家政学院大学家政学部教授を経て、同大学名誉教授、博士(教育学)
石川尚子[イシカワナオコ]
1942年山形県生まれ。1965年、お茶の水女子大学家政学部食物学科卒業。東京都立短期大学都市生活学科助教授を経て、日本女子大学等非常勤講師
東四柳祥子[ヒガシヨツヤナギショウコ]
1977年石川県生まれ。2005年、国際基督教大学大学院比較文化研究科博士後期課程博士候補資格取得。現在、東京家政学院大学、北陸大学等非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さきん
22
日本の食に関わる歴史を俯瞰する内容.細かい所までこだわるなら物足りないが,食の全体像をつかむにはちょうど良い内容だった.給食制度や栄養管理の影にはアメリカがいることをありありと感じた.米や味噌汁,魚など和食を大切にしていきたいと思った.2016/11/07
のんき
3
日本人がどんなものを食べてきたかの概説書。でも通読してみて感じたのは、あまりに食べるという行為が身近すぎて記録に残りにくいものなのだなぁということでした。2010/06/18
takao
1
ふむ2021/04/02
ぽて子
1
「世界の野菜を旅する」の参考著書にあったので読んでみた。古代から現代までの食物史だけど、近代~現代の記述は少なかったように思う。戦時中に関する資料をもっと読んでみたい2011/04/06