史跡保存の軌跡―その苦闘の記録

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642079297
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C1021

内容説明

国民的文化遺産がさらされる破壊の危機に、如何に立ち向かったか。文化財行政の担当官として直面した数々の史跡破壊をめぐる苦闘を通して、史跡の理念と学問の責任を明らかにし、今後の史跡保存に指針を示す問題の書。

目次

序 史跡の保存とは何か
1 平城宮
2 大宰府
3 多賀城
4 鴻臚館
5 国分寺
6 称名寺
7 一乗谷
8 荘園
9 沖縄の史跡
10 明治の史跡
結 史跡保存の将来―その整備の問題

著者等紹介

平野邦雄[ヒラノクニオ]
1923年島根県に生まれる。1948年東京大学文学部国史学科卒業。史跡・文化財関係として、文化庁主任文化財調査官、同文化財保護審議会専門委員、平城飛鳥藤原宮跡調査整備指導委員会委員、島根県文化財保護審議会会長、同古代文化活用委員会委員長、福岡県太宰府史跡調査研究指導委員会委員長、福岡市鴻臚館跡調査研究指導委員会委員長、木簡学会会長、横浜市歴史博物館館長等を歴任。現在、東京女子大学名誉教授、横浜市ふるさと歴史財団理事長、文学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。