近代日本の軌跡 〈10〉 「帝国」日本とアジア 浅田喬二

近代日本の軌跡 〈10〉 「帝国」日本とアジア 浅田喬二

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  • サイズ B6判/ページ数 273p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642074445
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C1321

内容説明

近代の「帝国」日本。それは、台湾・朝鮮・「満州」・中国・東南アジアなどの広大な植民地・占領地なしには存立しえなかった。これらアジア諸国の植民地化過程や日本の植民地支配の構造を、政治・思想・文化・教育・軍事といった側面から解明するとともに、日本の支配に対抗して民族独立のために展開された抗日運動の実相を明らかにする。

目次

1 東アジアの「帝国」日本
2 開国期における海外植民論
3 植民地「帝国」への道
4 植民地支配の構造
5 植民地地主制と農業
6 植民地経済と工業化
7 天皇制教育と皇民化政策
8 民族的差別と蔑視
9 抗日ナショナリズムと抵抗運動
10 「大東亜共栄圏」の実像
11 日本の敗戦とアジア諸国の独立

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

4
明治以来、日本が支配した植民地や占領地における実態を、農業、工業、教育、経済、そして日本人の被支配民族への意識、現地の人々の抵抗運動等多面的な視点で検証。この本の結論は「全て日本のために行われた事であり、現地に恩恵があったとしても、それは付随的な現象に過ぎない」。それはそうだろうなぁと思う。植民地支配は慈善事業ではないからね。特に興味深かったのは、明治以降の日本人の被支配民族、特に朝鮮人に対する強烈な優越感。敗戦時、「中国人や朝鮮人に威張られるのに我慢ならないから、家族皆で心中しよう」という言説も2017/07/15

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