日本歴史民俗論集 〈10〉 民間信仰と民衆宗教 宮田登

日本歴史民俗論集 〈10〉 民間信仰と民衆宗教 宮田登

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  • サイズ A5判/ページ数 401p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642073806
  • NDC分類 380.4
  • Cコード C3339

内容説明

民間信仰から民衆宗教へというテーマは、民俗学と歴史学の境界領域に設定されるもっともふさわしい課題である。民間信仰は民俗学の膨大な成果によって明らかにされており、民間信仰の様々な要素が歴史的に形成された民衆宗教の中に、どのように反映しているかという点から歴史学の分析対象となってきた。本巻は、そのような視点に立つ論文を収録する。

目次

第1 民間信仰の領域(民間信仰;民間信仰の機能的境位―創唱宗教と固有信仰の接点;社会不安と民間信仰)
第2 カミ・ヒト・ご利益(大阪及び附近民間信仰調査報告―その一 生駒山及び附近行場の調査;『神社仏閣願懸重宝記初篇』にみる小祠と治病―現世利益のフォークロア;現代都市民の民俗宗教―生駒の神々・探訪;疫神と福神;俗なる聖地―浅草寺と江戸のご利益;辻についての一考察;都市化と神社―銀座八官神社の事例から;都市シャーマニズムの考現学)
第3 民間信仰から民衆宗教へ(「世直し」の論理の系譜―丸山教を中心に;近世弥勒信仰の一面;「ふりかわり」と「みろくの御世」―「参行六王価御伝」に於ける世直り;民間信仰にみる終末観と世直し思想;幕末期における民衆宗教運動の歴史的意義―生き神思想の成立をめぐって)

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