出版社内容情報
京都の名所と市街、人々の姿を描いた洛中洛外図屏風。室町から江戸にかけての長い間、多くの作品が描かれ続けたのには訳があった。将軍御所や武家・公家の屋敷、庶民の風俗、祭礼行事や暴力場面など、屏風絵に込められた膨大な情報から描かせた人々の思いを読み解く。作品の個性と関係を明らかにしながら、人々を魅了した洛中洛外図の世界へと誘う。
内容説明
京都の名所と市街、人々の姿を描いた洛中洛外図屏風。室町から江戸にかけての長い間、多くの作品が描かれ続けたのはなぜか。屏風絵に込められた膨大な情報から描かせた人々の思いを読み解き、洛中洛外図の魅力に迫る。
目次
洛中洛外図屏風を読むにあたって―プロローグ
洛中洛外図屏風とは(洛中洛外図屏風の見方;洛中洛外図屏風の成立)
初期洛中洛外図屏風(四つの作品―「第一定型」の構図;室町幕府と細川邸―政治的背景を読む;都市風俗を読む;発注者と作者、そして系譜)
近世における展開(「権力者とその都市」の屏風;徳川幕府と洛中洛外図屏風;都市風俗とバイオレンス―舟木本;「寛永行幸」の前後;洛中洛外図屏風の再生―「嫁入り屏風」としての洛中洛外図)
名所絵としての洛中洛外図屏風、そしてその後―エピローグ
著者等紹介
小島道裕[コジマミチヒロ]
1956年、神奈川県に生まれる。1980年、京都大学文学部史学科卒業。1985年、京都大学大学院博士課程単位取得。現在、国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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