出版社内容情報
天皇が居住し、宮中でさまざまな公務が行われる皇居。現在のように一般参賀や参観で、国民が訪れることができるようになったのはいつ頃からか。明治の宮城拝観から占領下の勤労奉仕団、皇居移転論や遷都論、宮殿再建へ。「国民との近さ・親しみ」と「伝統・権威」の間で揺れ動く皇居の歴史を辿り、現在の皇室像がどのように形成されてきたかを考える。
内容説明
天皇が居住し、宮中の公務が行われる皇居に、国民が入れるようになったのはいつからか。明治の宮城拝観から戦後の宮殿再建へ。皇居の歴史を辿り、「国民との近さ・親しみ」と「伝統・権威」の間で揺れ動く皇室像を考える。
目次
現在の皇居―プロローグ
戦前の皇居―開かれ、そして閉じる(東京への奠都と宮殿の造営;拡大する宮城拝観;閉じていく宮城―戦争遺家族と御府)
占領下の皇居―ナショナリズムの表象として(皇居勤労奉仕団の誕生;奠都論と宮城移転論の登場;開放される宮城・皇居)
開かれはじめる皇居(二重橋事件の衝撃;皇居参観の拡大;皇居造営の予備調査)
御苑を開放し、宮殿をつくる(遷都・皇居移転論と皇居解放論の再燃;宮殿造営にむけて;その後の皇居)
イギリスとの比較―エピローグ
著者等紹介
河西秀哉[カワニシヒデヤ]
1977年、愛知県に生まれる。2000年、名古屋大学文学部人文学科卒業。2008年、名古屋大学大学院文学研究科人文学専攻博士後期課程修了。現在、神戸女学院大学文学部総合文化学科准教授、博士(歴史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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