内容説明
身分制社会の江戸時代では、死者も生前の身分を引き継ぎ序列化された。君主の神格化、大名の遺訓、農家・商家の家訓や看取りの記録、辞世や自死など、死者が生者と協同して歴史をつくりあげていく様相を浮き彫りにする。
目次
死者が生者を動かす時代―プロローグ
身分制社会の死者と生者
遺訓・家訓にみる江戸時代
死に向き合う近世人
死なない死者たち
江戸時代の自死
死者と生者が親昵な時代―エピローグ
著者等紹介
深谷克己[フカヤカツミ]
1939年、三重県に生まれる。1971年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、早稲田大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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